【校長のつぶやき】熱中症予防のため、運動や体を動かす遊びを制限することがあります(令和4年7月1日・金)
- 公開日
- 2022/07/01
- 更新日
- 2022/07/01
校長のつぶやき
例年より早い梅雨明けがあった6月も終わり、今日から7月です。今週は、特に暑い日が続きました。
環境省と気象庁は、熱中症予防対策に資する効果的な情報発信として、 令和2年7月から関東甲信地方で「熱中症警戒アラート(試行)」の発表を実施し、令和3年4月下旬からは全国を対象に運用を開始しました。熱中症リスクの極めて高い気象条件が予測された場合に、予防行動を促すための広く情報発信を行うため、 発表には熱中症との相関が高い「暑さ指数」を用います。
暑さ指数(WBGT(湿球黒球温度):Wet Bulb Globe Temperature)は、単位は気温と同じ摂氏度で示されますが、その値は気温とは異なります。暑さ指数(WBGT)は人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい 「湿度」「日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境」「気温」の3つを取り入れた指標です。暑さ指数の値が33以上と予測された場合、「熱中症警戒アラート」が発令されます。(今年度、神奈川県はまだ発令されていません。)本欄に「運動に関する指針」と「日常生活に関する指針」を掲載しました(いずれも環境省の「熱中症予防情報サイト」から転載しています)。本校では、この指針に基づき、暑さ指数(WBGT)が31を超えた場合、原則運動を禁止しています。(体育も休み時間の外遊びも…)
今週に入ってしばらくは中休みも昼休みも運動中止の基準を超えてしまいました。久しぶりに31未満となったため、「熱中症に気をつけて、水分補給をしながら遊ぶように…」という放送が流れた瞬間、教室によっては「やったぁ。」という歓喜の声が聞こえました。ずっと遊べなかったので、気持ちはわかります。しかし、昨日、今日は、同様の状況でも、外遊びをする児童は少なかったようです。子供たちなりに気をつけているのか、この暑さで外で遊ぼうという気持ちも萎えているのか…。
毎日のように熱中症のニュースが流れる中、十分に気をつけて過ごしてほしいと思います。