学校日記

朝会での話〜「こうづ」の合言葉とオリンピック〜

公開日
2016/09/01
更新日
2016/09/01

できごと

夏休みが終わり、子どもたちの元気な笑顔が戻ってきました。今日の朝会は、4年生による、9・10月の生活目標「時間を守り、けじめのある生活をしよう」を達成するための取り組みが発表されました。夏休み明けとは思えない、しっかりとした姿勢と態度でした。そして、引き続き、次のような話をしました。
『長かった42日間の休みも終わりました。今年の夏休みは、どうでしたか。頭と心と体を鍛え、自分の命を大切にできましたか。もし、ケガや事故など、何か変わったことがあったら、必ず担任の先生に話してください。
さて、8月にブラジルのリオデジャネイロでオリンピックが開かれました。テレビなどで見た人はいますか。
今回のオリンピックでは、日本の選手の活躍が毎日のように伝わってきました。国府津小学校・国府津中学校出身の松下祐樹選手も、400mハードルという種目で予選を戦いました。惜しくも準決勝に進むことはできませんでしたが、小田原市では個人で初めてオリンピックに出場した選手となりました。松下選手は、4年後の東京オリンピックにもチャレンジするそうです。今後も世界で活躍する先輩をみんなで応援していきましょう。
私は、今回のオリンピックでの日本選手の活躍を見るたびに、「こ」「う」「づ」の合い言葉を思い出しました。
まず、「こ」「う」「づ」の「こ」:向上心を持ち です。陸上の男子4×100mリレーで、この種目で初めて銀メダルを獲得しました。どうしたら速く走ることができるか、どうやってバトンを渡したらスピードが落ちないか、などを考え、努力と工夫を積み重ねた結果だそうです。みなさんも毎日の授業の中で、一生懸命考え、工夫し、さまざまな方法で問題を解決していってください。
次に、「こ」「う」「づ」の「う」:美しい心で です。勝っても負けても、多くの選手が、自分を支え、応援してくれた周りの人たちに、「ありがとうございました」という感謝の気持ちを伝えていました。みなさんもあいさつはもちろん、「ありがとう」の感謝の気持ちを持って生活してください。
最後は、「こ」「う」「づ」の「づ」:強い心と体 です。どんな相手でも、どんな状況でも挑戦・チャレンジする心をもち、最後の最後まであきらめずに、逆転で金メダルを獲得した女子のレスリングや男子の体操は本当に見事でした。みなさんも簡単にあきらめずに、最後まで粘り強く取り組んでください。
今回のオリンピックでは、日本の選手は、個人はもちろん、チームや団体でのがんばりが目立ちました。同じ目標をもって、相手のことを思いやり、認め合ったからこその結果だと思います。10月には運動会があります。今までで最高の運動会になるよう、クラスや学年で協力して取り組んでください。そのために、相手を傷つける言葉や行動は絶対に見逃さない、絶対に許さないと、いう雰囲気を作ってください。これは、私からみなさんへの9月の宿題としておきます。
オリンピックは終わりましたが、来週からはパラリンピックが始まります。さまざまな障がいをもった選手が力と技を競い合います。ぜひ、オリンピックと同じように応援してください。夏休み前に話した「みんな違ってみんないい」ということも思い出してください。
それでは、今日から、しっかりと心と気持ちのスイッチを切り替えてください。そして、前期のまとめに向けてがんばっていきましょう。』
今日は、「防災の日」でもあります。ご家庭で大地震などに備えて話題にしていただけると幸いです。