【4年】二人の距離が縮まったのは何曜日なのか?
- 公開日
- 2024/12/09
- 更新日
- 2024/12/09
できごと
+5
校内研究のブロック研究(中学年)の一環として行われた授業です。
国語で「友情のかべ新聞」という物語を学習しています。
仲の悪かった「東君」と「西君」の関係が、自分たちが引き起こしたある出来事を通して変わっていき、そこに隠された秘密を語り手の「ぼく」が、客観的・論理的に、謎解きのように説明しているというミステリー作品です。
本時では、二人の関係性が変化したと思う曜日について、本文に書かれている文を根拠にして考えました。
教科書には、月曜日から次の週の月曜日まで、毎日の二人の様子について書かれています。
二人の気持ちが変化したと思う曜日と理由を考え、ペアで伝え合いました。
そして、黒板に名前マグネットを貼り、何曜日に変化したと思っているかを、みんなが確認できるようにしました。
その後、全体で意見交流をします。
それぞれの立場から、本文を根拠にした理由とともに自分の考えを発表していきます。
ただ単に自分の思いを述べるだけでなく、友達の意見に対して、もう少し聞いてみたい、友達の意見に対して自分の考えを言いたいなどというように、友達の意見を受け入れながら自分の考えを見つめ直そうとする姿が見られます。
1回発言して終わりではなく、何度もやり取りをすることで、対話的になっていきます。
発言のやり取りに参加しなくても、友達の意見を聞きながら、自分の考えを変えようとする子もいました。
自分の考えを発表するときに、教科書のどこにその根拠となる文が書かれているかを、きちんと説明もできていました。
友達の考えをきくことで、自分自身の考えがさらに広がろうとしていくような授業でした。