4/27 か゜き゜く゜け゜こ゜ 〜小田原市立国府津小学校〜
- 公開日
- 2020/04/27
- 更新日
- 2020/04/27
お知らせ
か゜き゜く゜け゜こ゜
読めましたか?
小学校では、学習しない文字です。
読み方(発音)を表すのはむずかしいのですが、あえて表すなら
んが、んぎ、んぐ、んげ、んご
と読みます。(“ん”は小さめに発音します)
鼻濁音(びだくおん)といいます。
小学校で学習しない文字と紹介しましたが、言葉としては使われています。
ただ、この鼻濁音。
日常会話で使う人が少なくなり、消えてしまうのではないかと心配されている言葉です。
(アナウンサーの方は、鼻濁音を使って話すトレーニングをするので、完全に消えることはないと思いますが…)
そこで、国府津小学校のみなさんに鼻濁音を紹介します。
ちなみに鼻濁音をマスターすると、話す言葉が相手に、やさしく、やわらかく、美しく聞こえます。
鼻濁音で発音する場合を、くわしく紹介すると長くなってしまうので、簡単に紹介します。
☆「○○が、○○。」の「が」は、鼻濁音。
「しゅくだいが、おわった」の「が」は鼻濁音を使って、「しゅくだい(ん)が、おわった」と発音します。
※(ん)は小さく発音してください。
☆言葉の途中の「が・ぎ・ぐ・げ・ご」は、鼻濁音で発音する。
「学校」は「がっこう」と発音しますが、「小学校」は「しょう(ん)がっこう」と発音します。「ウサギ」は「うさぎ」ではなく「うさ(ん)ぎ」と発音します。
※言葉の途中かどうかの見分けは難しいので、気をつけてください。
さて、鼻濁音は、どうしても身につけなければいけないものではありませんが、身につけると豊かになるものです。
鼻濁音を完全にマスターしようとすると難しいですが、音読の時に、「○○が、○○」の「が」を「か゜((ん)が)」と鼻濁音で発音することから、チャレンジしてみるのはいかがでしょうか?
※言葉(発音)は基本的に耳で覚えるものなので、意識しなくても身につけている子もいると思います。ただ「意識して使う」ということが、教育上とても重要なので、意識して使ってほしいと思います。