【校長のつぶやき】手ごわい「デジタル」!(令和5年11月20日・月)
- 公開日
- 2023/11/20
- 更新日
- 2023/11/20
できごと
私事です。1週間前の土曜日、家のパソコンを操作して仕事をしようとしていたら、Wi-Fiがつながらなくなり、仕事を中断せざるを得なくなりました。そもそも、以前使っていたパソコンのWi-Fi機能が故障したため、今年度、12年ぶりに新しいパソコンを買ったのだから、このパソコンが悪いわけはないと思い、まずは、10年くらい前に購入したWi-Fiルーターを疑いました。実は、ここのところ、時々、接続ができなくなり、ルーターをリセットしながら、だましだまし何とか使っていたのです。
パソコンの画面に接続できない時の対処法などが出てきますが、分かりそうなことはやっても、難しい片仮名の言葉が出てくると、お手上げ。もう少し分かりやすい言葉で表現できないのか…と、いつも思っています。
そこで、まずWi-Fiルーターの業者に電話。「LINEでも対応します」と案内していますが、人と話した方が思いが伝わりやすいので、電話を選択。「○秒につき、○円かかります。」と、「ちょっと高いな」と思うような忠告が流れますが、「それでもいい!」と電話。すると、「ただいま混みあっています。しばらくしてからかけ直してください。」とよくある対応。これもくじけやすい原因ですが、今回は、がんばって何度か電話をします。「やっとつながった」と思うと、「ただいまおつなぎしますので、もうしばらくお待ちください」というメッセージ…この間も課金されているのかな…と思いながら待っていると、今度こそ本当につながりました。こちらの状況や思いをきちんと聞いてくださり、対処の仕方を教えてくださいましたが、結局は「動画を見て対処してください」とのこと。ここで、電話を切ります。
動画を見ながら、その通りにやっていきましたが、途中から動画のとおりになりません。「どういうこと?」と思い、また電話するのもどうかなぁと思って、LINEの問い合わせを使うことにしました。LINEもそれなりに対応してくれますが、結局復旧できず、「電話でオペレーターに…」みたいな案内になってしまいました。
LANケーブルで直接接続しても、インターネットにつながらないので、もしかしたら、Wi-Fiルーターではなく、インターネットにつなぐモデムに問題があるのかもと思い、次はプロバイダーの業者に電話をしました。今度はスムーズに電話がつながり、事情を話すと、「モデムの機種が古く、交換をお勧めしています」とのこと。「無料で訪問の上、交換してくれる」というので、お願いをすることになりました。(内心、「交換を勧めているのならば、もっと早くに連絡をくれればいいのに…」と思いましたが、とにかくインターネットにつながるのならばOKと思い、藁をもすがる思いでひたすらお願い。)
最も早い訪問で月曜日の午後と言われましたが、出張が入っていたので見合わせ。自分が出なくてはいけない会議等を考え、木曜日の午前にお休みをもらって、交換してもらいました。何とかインターネットにつなげることができ、一安心です。
デジタル関係のICT機器やソフト・アプリなどの問い合わせって、なかなか電話で受け付けてくれないことが多いように感じます。ネットやLINEを使って…ということの方が増えているようです。片仮名の専門用語も多く、何をどうしていいのか分からないこともしばしば。時代の進化や人件費のこと、働き方改革などを考えると、やむを得ないのかなと思いますが、個人的には、負担やストレスを感じる「もと」になることもあります。
目の前の子供たちは、こういうデジタル社会をこれから生き抜いていくのかと思うと、この子たちに本当に身に付けさせるべき力とは何なのだろうと、ふと考えさせられます。難しい言葉を解読しなくても、感覚的に解決できてしまうのでしょうか?実際、自分もそういうときがありますが…。分からない時は、とにかく調べる、分かる人に尋ねる…今の私はそれが精一杯です。