学校日記

【校長のつぶやき】大雨による下校時刻の変更…ご対応ありがとうございました(令和6年6月18日・火)

公開日
2024/06/18
更新日
2024/06/18

校長のつぶやき

 昨日のうちから心配されていた本日の午後の大雨。市教委との相談の結果、本日は、市一斉の対応ではなく、各校の地域の実態に応じた対応をとることになりました。森戸川や水田のそばの用水路などを通学路に抱えていて、土砂災害警戒区域も学区内に抱えている本校としては、子供たちの安全を第一に考え、天気予報や近隣の学校の情報を参考にしながら、判断をすることになります。
 様々な天気予報アプリがありますが、本日の予報は、アプリによって大きく分かれました。大雨にかわりはないのですが、1時間何ミリくらいの降水量なのか、何時くらいがピークなのか、まさに千差万別。悩まされました。同じ学区の国府津中学校は全学年、遠足や修学旅行などの校外学習に出ているため、そろえた対応は今回はできません。近隣の学校は、皆、給食後、授業を切り上げて下校するといった判断をしてきたので、本校も同様の対応をすることにしました。(小田原市内の学校の中でも、地域の実態に応じて判断も分かれたようです。)
 判断後、中休みに職員にその旨を伝え、さくら連絡網で保護者の皆様や地域の見守りボランティアの方々にもお知らせしました。地区ごとに職員引率による下校です。その後、注意報が警報に変わったことを知りましたが、引き取り対応にするまでのことはないだろうという判断のもと、下校の方法はそのままにしました。
 私が赴任する前の年に、同じような状況があったようですが、その後、今日のような状況になった時の対応マニュアルを整備しました。そのマニュアルの内容を実施したのは、実は今日が初めてです。混乱を防ぐために、方面の色ごとに時間差をとっての下校としました。方面によって、出る門が異なります。また、学年によって昇降口も東西に分かれています。そこで、自分が普段使っている昇降口で靴と傘を取り、方面別の門に近い昇降口から外に出るために、学年によっては普段使っている昇降口とは別の昇降口から出ることもあります。(1回外へ出てしまうと、反対側に向かって地区別の集合場所に行くまでに時間が一層かかってしまうこと、また大雨に当たってしまうことから、校舎内を時計回りに動くことを徹底しました。)最初の移動開始から最後の方面の児童の下校まで30分ほどかかってしまいましたが、混乱は最小限に抑えられたのではないかと思っています。ただ、お迎えに来られた保護者の皆様には、普段使っている昇降口とは別の昇降口から出てくるお子さんもいることから、混乱をお招きしてしまったことと思います。また、中には長い時間お待たせしてしまった方もいらっしゃるかもしれません。申し訳ありませんでした。事前に今回の動きを保護者の皆様にお知らせすることができていれば、ご迷惑をおかけすることもなかったのではないかと思っております。今回の反省を、今後に生かせればと考えております。

 結果的に、早帰りをするまでの大雨ではなかったかもしれません。しかし、それはあくまで結果論であり、今、山Pが主演している気象災害を題材にしたドラマのような予測ができない現状では、子供たちの安全を第1に考え、万が一に備えた対応はよかったのではないかと思っています。
 それでも、保護者の皆様にはご心配をおかけし、ご対応についていろいろとご協力いただいたことに変わりはありません。心より感謝申し上げます。今後も危機管理意識を高めながら教育活動に当たってまいりますので、ご理解・ご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。