学校日記

【3年】国語…「ちいちゃんのかげおくり」1の場面と4の場面を比べよう

公開日
2023/10/30
更新日
2023/10/30

できごと

10月30日(月)、校内研究・中学年ブロックの授業研究の一環として行われた授業です。
戦争文学として長い間、教科書に取り上げられている「ちいちゃんのかげおくり」の学習です。
本時は、その8時間目。

これまで、1の場面から4の場面まで、言葉に注目しながら場面ごとのちいちゃんの気持ちを読み取り、「ちいちゃん日記」にまとめてきました。
本時では、1の場面と4の場面の「かげおくり」を比べます。
4の場面の「ちいちゃん日記」では、ちいちゃんは最後にかげおくりができて、「幸せ」「楽しい」「うれしい」とまとめました。
1の場面と4の場面は、どちらも「幸せ」なのか…まずは、ノートに比べて分かったことを書きます。
そして、全体での発表。
「1の場面は〜で、4の場面は〜です。」
「〜と書いてあるので、〜だと思います。」
それぞれ考えが出されていく中で、「ちいちゃんは、最後、かげおくりができて楽しかった。幸せだった。」という声が多く聞かれます。

そこで、「このお話は、1の場面も4の場面も、両方とも『幸せ』だし、『楽しい』から、よかった話なんだね。」と授業者が言うと、「違う」と言う子供たち。
「最後はちいちゃんが死んでしまうから『よくない』『悲しい』。」
「戦争の話だから、いいお話ではない。」
「読んでいる人は悲しい。」という声が…。

次々と意見が出される中で、「このお話は、『よかった話なのか』『よくなかった話なのか』」ということについて、話し合うことになりました。

「○○さんの意見を聞いて、考えが変わりました。」
「○○さんや□□さんが言っていたように、〜だから、〜だと思います。」
など、友達の意見をしっかりと聞きながら、自分自身の考えを見つめ直す声が聞こえる素敵な話し合いでした。