学校日記

【校長のつぶやき】「自主的」「助け合い」(令和4年11月2日・水)

公開日
2022/11/02
更新日
2022/11/02

校長のつぶやき

 宿泊学習から帰ってきました。

 5年生にとって、楽しい思い出の一つになったことと思います。本校の宿泊学習のめあては次の2つ。「自然のすばらしさを感じて行動しよう。」「集団生活を通して、自主的に活動することや友達と助け合うことの大切さを体験しよう。」です。後者のめあてが最も達成できたのではないかと思う活動は「野外炊事(カレー作り)」でした。火起こしから始まりましたが、これが結構大変。火起こしのためのロープを引くタイミングを互いに合わせたり、中心の木がクルクル回るために、適度に力を込めたり…。互いに言葉をかけ合いながら、根気強く取り組んでいました。役割分担をして、一方で食材を洗って切ったり、お米を研いだり…という作業をする子もいます。その子たちも、なかなか火がつかない火起こし担当の子を励ますなどの姿も見られました。まさに、「助け合い」の姿です。

 力を合わせて作り上げたカレーの味は、格別だったことと思います。

 片付けもまた大変。鍋に付いたすすはなかなか落ちません。流しにたまった切りくずの処理や残飯の処理もきちんとしなければなりません。自分から仕事を見つけて、自分ができる作業に取り組みます。「自主的な活動」になってきます。ここで、「楽をしよう」として人任せにしてしまう子や適当に終わらせてしまう子と、「大変だな」「汚くなりそうだな」と思っても進んでやろうとする子が出てきます。真価が問われるときですね。
 5年生、比較的がんばっていた方だと思います。頼もしさを感じることも多々ありました。

 学校に戻ると、教頭からうれしい報告を受けました。5年生が留守の間、5年生の分担掃除場所である昇降口の掃除を、6年生が進んでしてくれたそうです。特に、頼んだわけでもないのに…。さらに、今日。外で落ち葉掃きを担当している6年生が、「いつも気になっているんですけど、ここを掃除していいですか?」と、側溝の金属製のふた(「グレーチング」といいます)を開けて、側溝にたまっている落ち葉を書き出す作業を進んでしてくれたとのこと。「自主的」「助け合い」の姿ですね。

 すてきな6年生に、今の5年生も続いてくれるだろうと期待もしていますし、確信もしています。一緒に宿泊学習に行って、そう感じました。