【校長のつぶやき】運動会を終えて…(令和5年10月16日・月)
- 公開日
- 2023/10/16
- 更新日
- 2023/10/16
校長のつぶやき
今日は、運動会の振替休業日。運動会の疲れは取れたでしょうか?
保護者の皆様、地域の皆様には、運動会当日、朝早くからご来校いただき、子供たちに対して多くのご声援をいただいたことに、心より感謝申し上げます。子供たちにとって、大きな励みになったことと思います。
運動会という行事を通して、子供たちはいろいろな力を身に付け、多くのことを学んだことと思います。
学習指導要領では、運動会のような体育的行事において、育成したい資質・能力を次のように定めています。
「運動することのよさについて考え、集団で協力して取り組むことができるようにする」
「運動に親しみ、体力の向上に積極的に取り組もうとする」
…国府津小の子供たちは、いずれも達成できたのではないでしょうか。
子供たちが考えたスローガンにもあるように、「仲間とともに」ということを意識して、競技や演技に取り組んできました。中には、運動が得意でない子もいるかと思います。運動会に乗り気ではない子もいたかもしれません。しかし、ダンスを終えた後の子供たちの笑顔、はつらつとした態度を見た時、きっとどの子も達成感や成就感を得られたんだろうなと感じました。学年の種目も、最後まであきらめず、そして、楽しそうに取り組んでいました。このような演技や競技を通して、運動することの良さ、楽しさなどを感じ取ってくれたのではないかと思います。
学習指導要領では、「実施上の留意点」として、次のようにも記されています。
「児童会活動などの組織を生かした運営を考慮し、児童自身のものとして実施することが大切」
運営は、5・6年生が中心となっていました。皆、それぞれの役割をしっかり果たすことができていました。応援もまた、5・6年生を中心に、全学年が心を合わせて、盛り上げることができていました。5年生は、6年生の姿を見て、来年度は自分たちがリーダーとしてみんなを引っ張るんだという自覚をもったことと思います。下級生もまた、上級生にあこがれを持ち、自分たちもいずれ…という気持ちをもったのではないでしょうか。これもまた、運動会という行事のよさです。
運動会の振り返りをしっかりとして、どんなことを学んだのかということを今一度、自覚できるような場をもてれば…と思っています。
さて、10月から11月にかけて、1〜3年生は遠足、5年生は宿泊学習があります。学習指導要領では、これらの行事を「遠足・集団宿泊的行事」と呼んでいますが、そのねらいを次のように定めています。
「校外の豊かな自然や文化に触れる体験を通して、学校における学習活動を充実発展させる」
「校外における集団活動を通して、教師と児童、児童相互の人間的な触れ合いを深め、楽しい思い出をつくる」
「集団生活を通して、基本的な生活習慣や公衆道徳などについての体験を積み、集団生活の在り方について考え、実践し、互いを思いやり、共に協力し合ったりするなどのよりよい人間関係を形成しようとする態度を養う」
そして、「実施上の留意点」として、「児童が自主的、実践的に活動できるような場を十分に考慮し、児童の意見をできるだけ取り入れた活動ができるようにする」と記されています。職員には、このことをしっかりと踏まえてもらった計画を立ててほしいと思います。そして、これらの行事を通して、国府津小の子たちには、さらに「向上心・美しい心・強い心と体」を身に付け、一回りも二回りも成長してもらいたいと思っています。