【校長のつぶやき】1年生、担任がいなくても…(令和6年10月3日・木)
- 公開日
- 2024/10/03
- 更新日
- 2024/10/03
校長のつぶやき
今日は、担任がお休みされた1年生のあるクラスに朝の時間から帰りの会まで入らせてもらいました。
と言っても、11時から国府津中学校にて小中連携推進委員会があったため、3・4校時の体育は学年に(合同で運動会の練習)、給食の時間は他の級外職員にお願いをしましたが…。
この時期、朝の会は自分たちでしっかりと進められるようになっています。
朝の歌のCDプレーヤーの操作の仕方も逆に教えてもらいました。
先日、歌ってくれた運動会の歌「力のかぎり」を、一段と元気に、しかも上手に歌っていました。
学童に行くかどうか、放課後子ども教室に行くかどうかの確認も、担任がいつもどのようにしているか、1年生がしっかり教えてくれます。
いくつか配付物があったり、伝えるべきことがあったりで、1校時目に食い込んでしまいました。
すぐに授業の準備をする子供たち。
1校時目は国語。漢字ドリルを使って新しい漢字(六・七・八・九・十)を習います。
「どんな読み方があるか、みんなで読むんだよ。」と学習の進め方も教えてくれる1年生。
「ここももう書いていいですか?」と意欲的に取り組もうとする1年生。
2校時目は算数。「上」の教科書の巻末に掲載されている前半に学習した内容の補充問題に取り組みます。
すらすらと取り組める子もいれば、「どういう意味か分からない。」「算数ブロックを使ってもいいですか。」と聞いてくる子もいます。
分からないことを「分からない」と言えることは、とても素晴らしいことだと思います。
個別に回りながら、少しヒントをあげると自分の力で解ける子も少なくありません。
頼もしいです。
5校時目はまた国語。1校時目に少しやり残した漢字の練習をしました。
読み仮名を平仮名で書くべき所を、そのまま漢字を書いてしまったり、「5・6…」など算用数字で書いてしまったりする子もいます。
ましてや習ったばかりの漢字を見ないで正確に書くのも実は大変。
そして、「カタカナ練習帳」を使って、片仮名の練習。「ノ・ト・モ」を学習しました。
「モ」はちょっと難しい。平仮名の「も」のように上にとび出して書いてしまう子も何人かいました。
大人にとっては簡単に思えることも、初めて習う1年生にとっては結構難しいことなのです。
その難しいことに立ち向かい、乗り越えようとする1年生の姿を目の前で見ると、ちょっとした感動すら覚えます。
帰りの支度もスムーズに…。もちろん帰りの会も自分たちで進められます。
外で遊べる休み時間は、元気に外で過ごしていました。
1日の生活の中で、友達が転んでけがをしたり鼻血が出たりということがあると、みんなで心配して何とかしてあげようとする優しい姿も見られました。
ちょっと「痛い」と感じても、少し我慢して様子を見てみようと頑張る姿も…。
ちょっとの時間のお付き合いですが、「向上心」「美しい心」「強い心と体」という本校の教育目標に向かって着実に育っていることを感じました。
私たち教職員も、自身や家族の体調によって、また出張などの理由によって、不在にするときがあります。
同学年の担任たちが合同授業を行ったり、担任をしていない級外職員が代わりに入ったりすることで、フォローをし合いますが、担任がいない時にどのような動きをするか、日頃の指導の成果が表れます。
担任がいなくても、自分たちで考えて動ける子が着実に育っていることを改めて感じた1日でした。