前期を振り返って(5年生・学級だよりから)
- 公開日
- 2024/10/11
- 更新日
- 2024/10/11
できごと
5年生の学級だよりを紹介します。前期の終わりを5年生がどう迎えたのか、様子を知っていただければと思います。
このおたよりではクラスとして積み上げてきた99日間を振り返り、1番成長を感じたことを紹介します。
1番成長を感じたことは落とし物です。4月当初は、落とし物が多かったです。また、物が落ちていても誰も拾わないことがほとんどでした。そして「持ち主はいませんか?」と声をかけても、自分の持ち物だと気づく子、申し出る子は少なかったです。しかし現在は、落とし物の数自体が減りました。落ちていたとしても、拾って周りに声をかける子が増えました。「簡単なこと」「誰でもできること」と思われるかもしれませんが、自分の持ち物、まわりの人の持ち物に関心を持って生活できるようになったことは大きな成長です。
少し話はとびますが、「無関心」がいじめの要因の1つとしてあげられます。(ちなみに、わたしは最大の要因だと考えています)
「誰が落としたか知らない」「落としたのは、わたしじゃない」「物が落ちていることに気づかない」「気づいていても拾わない(拾わないどころか踏んだり、蹴ったりする)」…落とし物の場合、これらの対象はものですが、いじめの場合は対象が人となります。無関心への慣れが「いじめ」を助長します。
たかが「落とし物」かもしれませんが、根気強く指導し、子どもが自分の持ち物、まわりの人の持ち物に関心を持って生活できるようにすることは、いじめの防止・早期発見につながる大事な指導です。後期も多くのことに「関心」をもって学校生活を送るよう指導していきます。