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かけ算のきまりってなんだろう(12/3)

公開日
2021/12/03
更新日
2021/12/03

校長室から

朝の消毒の合間にふと振り返ると、バックネット裏の紅葉がひときわ鮮やかに見えました。下中小学校にはたくさんの木が植えてあります。季節の移り変わりを楽しませてくれる清涼剤になっています。しかし、樹木は手入れをしないとどんどん茂ってしまいます。今年いろいろな方にお手伝いいただき、枝を落とすことでずいぶんすっきりしてきました。今ある緑の環境を大切に整備していきたいと思います。
今日は2年生の算数を参観しました。子どもたちはかけ算の学習に取り組んでいました。前時までに5の段まで学習が進んでいます。かけ算は2年生で完璧に覚える必要があります。たし算や引き算と同様にその後の計算の基礎となるからです。私も子どもの頃、毎日のようにかけ算九九を唱えていました。4と7の段が難しく、ようやく合格のはんこをもらったときはとてもうれしかったのを覚えています。
授業では、確実に定着をはかろうとフラッシュカードを使って一人一人答えていきます。やはりちょっとした間違えはあります。でも笑ったりする人はいません。次間違えないようにすればいいだけのことです。そういう姿勢が担任の指導から伝わってきました。さらに、かけ算九九の歌を歌っていました。リズムのいい曲に合わせて「にいちがに」という具合に歌います。楽しく声を出すことは発言のトレーニングにもなります。
いよいよ今日のメインです。今日は2の段から5の段までのかけ算表を見て、きまりを探すという学習でした。2×1=2、3×1=3、5×1=5これらからどんなことに気づくでしょうか。子どもたちはグループで相談します。ホワイトボードに考えを書いていきます。2年生でも立派に使いこなしています。2×4=8、3×4=12、5×4=20、8+12=20、そうです、2の段と3の段の答えをあわせると5の段の答えになるのです。そんなきまりを子どもたちは見つけていました。他にはないかな?担任は問いかけます。子どもたちは再びグループで考えます。いくつかのグループが発表しました。ここで時間がきてしまい、この続きは次の時間になりました。「もう終わりなの?」一人の子がつぶやきました。きっと夢中になって考えていたのだと思います。そんな時間を忘れるような授業がこれからもたくさんできるように、職員一同で取り組んでいきます。
校長室に戻る際、廊下に貼ってあるあいさつのポスターが目に入りました。最近、自分から「おはようございます」って言える子が増えてきたなと思います。小さな積み重ねが成果になりつつあるのかなと感じました。