「ひまわり班遊び」を通して育まれる自治的な力 (9月11日)
- 公開日
- 2025/09/11
- 更新日
- 2025/09/11
校長室から
+7
9月11日(木)
本校の児童会活動のひとつである「ひまわり班遊び」が行われました。
ひまわり班とは、1年生から6年生までが混ざり合った縦割り班で、年間を通して掃除やレクリエーションなど様々な活動を共に行うグループです。
異学年の交流を通して、他者を尊重しながら力を合わせることや、その気持ちを育むことなどを目的としています。
この日は、暑さ指数(WBGT値)が31を超える厳しい気象条件でしたが、6年生が事前にその可能性を見越して、エアコンの効いた室内での活動を計画していたため、安心して実施することができました。
まさに、状況を見通して準備する力が育っている証です。
各班では、6年生が中心となってレクリエーションを企画・運営しました。
内容は次のとおりです。
いすとりゲーム(1・3・12班)
フルーツバスケット(2班)
なんでもバスケット(4・6・10・11班)
ババぬき(5班)
ばくだんゲーム(7・8班)
イントロクイズ(9班)
どの班も、1年生から6年生までが
「どうすればみんなが楽しめるか」
を考えながら活動していました。
特に、6年生は、下級生の様子を見ながらルールを調整したり、進行を工夫したりと、まさにリーダーとしての役割を果たしていました。
このような姿は、5月7日に行われたひまわり班の顔合わせの時から少しずつ育まれてきたものです。
自己紹介や簡単なゲーム、清掃の確認などを通して、班のメンバー同士が関係を築き始めたあの日。
6年生にとっては初めてのリーダー役であり、緊張しながらも一歩を踏み出した日でもありました。
ひまわり班の活動は、時に葛藤や悩みを伴います。
しかし、それを乗り越えた先にこそ、本当の楽しさや達成感があります。
自分たちで考え、話し合い、協力して進めていく「自治的な活動」は、子どもたちの心を大きく成長させてくれます。
今回の「ひまわり班遊び」では、6年生のアイデアと工夫が光り、どの班も笑顔に包まれていました。
活動を終えた後の子どもたちの表情には、満足感や仲間とのつながりの広がりが感じられました。
こうした活動が、代々子どもたちの間で受け継がれていくことは、下中小学校の大きな魅力のひとつです。
これからも、子どもたちが互いに支え合いながら成長していく姿を、学校全体で見守っていきたいと思います。