1年生 「やっぱり、いいなあ」~幼稚園児との交流の価値~
- 公開日
- 2025/09/17
- 更新日
- 2025/09/17
校長室から
+4
同じ建物に幼稚園と小学校があるという環境は、子どもたちの自然な交流を生み出す大きな力となっています。
顔の見える関係があるからこそ、ふとしたきっかけで一緒に活動することができ、互いの存在が身近に感じられます。
9月17日(水)
下中小学校の1年生が、下中幼稚園の子どもたちと一緒に体育館でドッジボールを楽しみました。
1年生という発達段階から、自分が夢中になって楽しむ姿が印象的でした。(笑)
とはいえ、そんな中でも、幼稚園の子どもたちを気にかけて、「どうぞ!」と優しく声をかけながらボールを渡している姿も随所に見られるなど、1年生なりに、相手を慮る気持ちが育っていることが感じられる場面も多く目にしました。
そして、同じ空間で一緒に笑い合い、ボールを追いかける姿には、年齢を超えたつながりの芽が確かに感じられました。
2時間目という早い時間帯の実施でしたが、すでに熱中症指数WBGT値は「厳重警戒」。
体育館の窓を全開にし、扇風機をフル稼働させながら、水分補給をこまめに行い、限られた時間の中での活動となりました。
それでも、子どもたちの笑顔と元気な声が体育館いっぱいに響き渡り、
「やっぱりこういう時間っていいなあ」
と思わせてくれる、価値あるひとときでした。
終わりの感想交流の場面では、幼稚園の子からは
「楽しかった!」
という素直な声が聞こえ、1年生からは
「思っていたより、めちゃくちゃ、とっても楽しかった!」
という満足げな感想も聞かれました。
こうした言葉の中には、子ども自身の意欲や心が育まれている様子が感じられ、活動の意義を改めて実感します。
関係する本校の職員と下中幼稚園の職員の皆さんは、日常的にコミュニケーションを図りながら、子どもにとってよりよい環境を模索しています。
同じ建物で過ごすのは、あと半年。
だからこそ、今あるこの環境を最大限に活かし、子どもたちにとって有意義な時間となるよう、学校としても引き続き意識したいと思っています。