【校長室から】 3年生 算数 「かけ算」
- 公開日
- 2026/04/21
- 更新日
- 2026/04/21
できごと
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4月20日(月)
3年2組における算数の学習の様子です。
「かけ算」の学習が進んでいます。
この日は初任者研修の参観授業も兼ねており、新採用の2名が教室で子どもたちの学びの様子を参観していました。
この時間の目標は、「10の乗法の意味や答えの求め方を理解すること」。
50枚のシールを題材に、10×5や5×10といった立式はできるものの、
「では、10の乗法はどのように計算するとよいのか」
という“計算のしかた”に焦点を当てて学習が進みました。
ここが本時の大きなポイントであり、子ども一人一人が自分の考えをしっかりと持とうとする姿が見られました。
配付された学習カード(ワークシート)は、この1時間の流れがとてもわかりやすく整理されており、子どもたちは見通しをもって学習に臨んでいました。
特に「自分の考えを言葉で説明しましょう。」という欄は、算数における思考・判断・表現を育むために大切にされている部分です。
4月23日(木)には全国の6年生を対象とした「全国学力・学習状況調査」が行われますが、そこで求められている資質・能力とも深くつながっています。
単に答えを出すだけでなく、「なぜその計算になるのか」「どのような手順で考えたのか」を言葉や図で表す力が重視されており、3年担任がこれまでに6年生を受け持っていた経験が、この学習カードにも生かされているように感じられました。
こうした欄があることで、この時間は、児童の個人差を埋めることにもつながっていた印象です。
一方で、この活動は、時間をかけすぎると学習の難しさを感じる子が増えてしまうこともありますので、担任は、継続的に子どもの実態をみながら、活動内容や量、時間配分を柔軟に調整していくことでしょう。
一人一人が自分の考えをまとめたあとは、グループになって考えを交流しました。
互いの話をあたたかく聞き合い、
「なるほど。」
「よくわかったよ!そういう考え方もあるんだね。」
と受け止める姿が随所に見られ、学び合いの雰囲気がとても心地よい時間となっていました。
担任はこの時間、何度も教室中を巡りながら、個別の支援やグループへの助言を続け、子どもたちの姿をていねいにみとろう(見取ろう)としていました。
また、参観していた新採用の職員が、子どもと同じ視線の高さにしゃがんで話を聞き、子どもの姿をしっかりみとる(見取る)姿も印象的でした。
体の動きや距離感、年齢的な近さは大きな強みであり、ここから教育技術をさらに磨いていく芽生えを感じる場面でもありました。
子どもたちが自分の考えをもち、友達と交流しながら学びを深めていく——
3年生らしい、あたたかな学習の時間となっていました。