【校長室から】 子どもを迎える各教室 ~こぼれ話~
- 公開日
- 2026/04/06
- 更新日
- 2026/04/06
できごと
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4月6日(月)の始業式・入学式を迎えるまでに、各担任はさまざまな準備を進めていきます。
担当学年が変わる場合には、その学年の授業準備や教材研究といったことももちろんありますが、この時期にまず大切になるのは、子どもの引継ぎという“ソフト面”の準備です。
一人一人のこれまでの歩みや学習・生活の様子を丁寧に受け取り、新しい一年をどう支えていくかを考える時間でもあります。
同時に、いわゆる“ハード面”の準備も欠かせません。
全員が教室移動をするため、まずは今の教室をすべて片付け、荷物をまとめ、次の教室へ移動するところから始まります。
これが毎年のことながら、なかなか大変です。
それでも、次の学年や関わる子どもたちの姿を思い浮かべながら、昇降口の靴箱の整理整頓、名札の作成、担当教室や教材室の整備、教科書の運搬、机の移動や配置、名札の準備……と、怒涛の数日を過ごしていきます。
さらに、新年度に使用する副教材の発注、学習予定表の作成、学年便り・学級便りの発行や印刷といった事務的な作業も重なります。
こうした準備は表に見えにくいものですが、どれも子どもたちが安心して新年度を迎えるために欠かせない大切な仕事です。
とはいえ、こうした準備を進めていると、不安がありながらも、やはり子どもたちとの出会いがとても楽しみになってくるものです。
<前日の教室をまわって見えたもの>
前日の夕方、校内を歩きながら各教室をのぞいてみると、黒板にはさまざまなメッセージや絵がかれていました。
色とりどりのチョークで「みんなでつくっていこう」「進級おめでとう!」と書かれた教室もあれば、かわいらしい絵が添えられている教室もあります。
そのどれもが、子どもたちへの温かい思いにあふれていて、校長になってから毎年のように胸が熱くなる、私の大好きな光景です。
一方で、黒板がまるで「明鏡止水」のようにきれいに消され、何も書かれていない教室もあります。
これは、担任によってはあえてメッセージを書かず、「この一年間、みんなで創り上げていこう」という無言のメッセージを込めている場合もあります。
出会ったときにその思いを子どもたちに伝えるための、静かな準備です。
こうした前日の教室の黒板の様子を、写真でも紹介します。
どの教室にも、子どもたちを迎えるための担任の思いが込められており、その一つ一つがとても温かく感じられました。