【校長のつぶやき】プールでも熱中症に注意(令和6年6月24日・月)
- 公開日
- 2024/06/24
- 更新日
- 2024/06/24
校長のつぶやき
結構、意外に思われるのが、プールで泳いでいても熱中症になるということです。
水温が33〜34度より高い場合、水中でじっとしていても体温が上がります。また、WBGT(暑さ指数)31度以上で日射が強い場合は、水から出ている頭部への輻射熱の影響による熱中症に十分注意する必要があります。プールで遊んだり泳いだりしているとき、自覚はありませんが、実はたくさんの汗をかいており、水分補給が欠かせません。口の中が水に濡れるため、のどの渇きに感じにくく、軽い脱水症状を起こすこともあるそうです。
本日、朝の時点でプールでのWBGTが31度を超えていました。1・2校時にプールに入ることになっていた6年生。着替えて、プールサイドまで行きましたが、暑さ指数計の結果を受けて、一度プールから引き上げました。その後、子供たちの頭の高さで再度計測したところ31度未満になったので、急きょ、入ることになりました。子供たちは喜んでいましたが、熱中症には気を付けなければいけないことに変わりはありません。
3・4校時には4年生が入ります。2校時の後半に計測したときには、30度未満だったので、入ることにしました。(運動場は、WBGT32度以上だったので、中休み、運動場での外遊びは中止にしました。ちなみに昼休みは運動場も30度未満だったので外遊びはOKでした。)
「プールもWBGT(暑さ指数)を気にしなければならないなんて…」という方もいるでしょう。「今日くらいの気候で入れるか入れないかのギリギリだったら、これから入れない日が多くなるかもしれませんね。」と言う職員もいました。
暑い中、プールに入らせてあげたいという気持ちもわかります。しかし、子供たちの安全確保のために、予防できることはするべきだと思います。近年、WBGT(暑さ指数)を目安に運動の可否を決める自治体・学校が増えてきています。先日、本校で開かれたプール運営委員会でも、プールでの授業を行うか行わないかの基準の一つにWBGT31度を設定することになりました。
本音を言えば、今日のように31度前後で揺れるときは、判断も揺れます。微妙な時にプールに入ったとしても、適宜、水分補給をするなど、熱中症予防には最善を尽くしていきたいと思います。