学校日記

【校長のつぶやき】国府津中・国府津地区青少年健全育成協議会共催「ミニ集会」(令和6年6月20日・木)

公開日
2024/06/20
更新日
2024/06/20

校長のつぶやき

 本日午後、国府津中・国府津地区青少年健全育成協議会共催の「ミニ集会」に参加しました。テーマは「防災」です。育成協の方々も何人か参加されました。中学校の生徒は2年生です。(1年生は、午前のうちに講話を聞いたそうです。)
 午後の部では、育成協の方々も中に入り、3〜4人グループで交流会。私も育成協の一人として入れてもらいました。「300人が避難所にいます。おにぎりが100個だけ避難所に届きました。どうしますか?」
 自分たちで考えた対応を付箋に書き、画用紙に貼っていきます。グループごとに付箋紙に書かれた内容をグループ分け。各クラス2グループずつ全体の中で発表です。中2の子たちの発想の豊かさに感心しました。私が入ったグループでは、「実際にはいろいろなことを言う人がいて、うまく分けられない可能性がある」というような意見も出されていました。実際の避難所をイメージするのは難しいことだと思いますが、いろいろな可能性を考えていて、「さすが中2!」と思わず感心しました。
 その後、防災アドバイザーである常葉大学の木宮教授から講話をいただきました。皆で考えたようなことが実際に被災地であり、その時は届いたお弁当をすべて捨ててしまうという判断をしたという話を聞いて、みんな驚いていました。避難所の生活を想像してみました。災害は普通の状態ではなく、普段以上に助け合いの精神を発揮することもあれば、反対に、神経が高ぶって普段は気にならないようなことが気にかかってしまうこともあるとのこと。普段から地域のつながりが強い所の方が、いざというときに助け合える可能性が高いという話が印象的でした。国府津地区はどうでしょうか?私はつながりが強い方ではないかと思っていますが…。
 講話を聴いた中学生から、ご家庭でご家族の皆様に対していろいろな提案があるかもしれません。これを機にご家庭での「防災」の在り方について考えていただけるといいのでは…と思いました。