学校日記

【校長のつぶやき】学級での生活をよりよくするために…(令和5年11月2日・木)

公開日
2023/11/02
更新日
2023/11/02

校長のつぶやき

 気が付けば、もう11月。今年度も半分を越え、残り5か月となりました。各学級、いろいろな活動を通して充実した集団生活を送ってきているようです。
 先月末、学級によっては、ハロウィンパーティを開いていました。私が見たところは、6年生1クラス、3年生の2クラスです。他にも開催しているところがあるかもしれません。少なくとも、3年生もう1クラスは、昨日、開催していました(私は出張に出かけたため、見られませんでしたが…)。

 ハロウィンパーティは、いわゆる「集会活動」に位置付きます。通称「学活」と言われる「学級活動」の形態は、学習指導要領によると、「話合い活動」「係活動」「集会活動」の3つに大別されます。「集会活動」では、「学級生活を一層楽しく豊かにするために、学級の全児童で行われる活動」で、「学級会において話し合う際には、提案理由に合わせて『何をするか』、『どのようにするか』、『役割分担』などを話し合い、計画を立て」ます。実際に、このような過程を経たかどうかは分かりませんが、ハロウィンパーティを実施した学級では、「話合い活動」を行い、いろいろなことを決めた上で、当日の実施までにたどり着いたのだと思います。
 当日の運営は、当然児童が中心になって行い、いずれも担任は必要に応じてサポートをするといった立ち位置を貫いていました。昨日実施した3年生のある学級は、実は担任が体調を崩し、急きょ午後から休みを取ったのですが、児童は担任がいなくても予定通り5・6校時に実施すると判断し、填補の教員が見守る中、見事にハロウィンパーティをやり遂げたようです。頼もしいですね。
 このような自主的、実践的に取り組む態度は、児童が育っている証拠です。このような活動を通して、「計画の立案や効果的な運営方法」、「協力や責任」などについて体得できていることと思われます。

 いわゆる教科学習だけでなく、このような活動を学校生活の中でも大切にしていきたいものです。昨日までの5年生の宿泊学習もまた、同様の力が養われていることでしょう。このような力こそ、生涯生きていく上で必要な力といえるかもしれません。職員には、児童に対してこのような機会を保障してもらいたいと思っています。