【3年】感動の授業(3年3組学級だより「ひまわり」No.19 令和6年9月20日発行予定より)
- 公開日
- 2024/09/18
- 更新日
- 2024/09/18
できごと
算数で長さの学習をしていました。今日の問題はかなり複雑で今までに長さの学習で習ったことをすべて使って解くものでした。3年生の先生方とも、この問題は難しい、授業をどうしようか相談し、問題を3つに分割して出すことにしました。子供たちにも「今日は難しいよ!気合い入れていこう!」と伝えたほどです。
① コースを考える ② 道のりを求める ③ 道のりの違いを求める
この3つの問題です。
まずは、道のりの感覚を身につけるために新しく習った1キロメートルでどこまで行ける長さなのか予想しました。思っていた以上に1キロメートルは長いということに驚いていました。私も実際に朝測って、思っていたより1キロメートル地点が遠くてびっくりしました…。歩いている動画も早送りで見せたのですが「長い…」「早送りなのにまだ着かない。」と言っていました。
その後、本題へ!問題を見るやいなや、「えっ!?家から公園遠すぎない!?」「こんなに遠かったら学校着かないよ!」と、問題の道のりが長すぎて驚いていました。1キロメートルがどれくらいの道のりか分かったからこその感想ですね。
そして、「①コースを考える」では、少しでも短い道のりで行けるように考え抜いていました。すると「これ、2パターンあるよね!?」「わかる!」「あるある!」とコースが2つあることに気づきました。どんなコースがあるのか全体での共有が終わると…ここからはこちらが問題を出さなくても子供たちの知的好奇心とやる気で授業が進んでいきました。
「先生、どっちが短いか計算したい!」「あっ、僕も気になったから計算始めちゃった。」「じゃぁ、私もやりたい!」「みんなで計算してみようか!」と、自然と②と③が始まったのです。式を立て、筆算で計算を進めます。近くの子と「合ってる?」「あれ違う、どうやってやった?」と協力し合っていました。答えが出るとみんなスッキリしたようで「で、今日の問題は何?」と、彼らは、自分の問題が解決したので私が言っていた「難しい問題」を解く気満々でした。「今、みんながやった計算が今日の問題でした。」というと「えーーーー!?」とびっくり。
難しいと思っていた問題ですが、子供たちの知的好奇心は本当にすごい!自ら問題を作り出し、協力して解いていく姿に本当に感動しました。子供たちの知的好奇心をくすぐる授業をこれからしっかり考えていかなければと、やる気のある子供たちに私もやる気をもらいました。