全てが正解(校長室から)
- 公開日
- 2025/01/15
- 更新日
- 2025/01/15
できごと
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学校参観の記事でお伝えしましたが、5年生の学習に画家の斎藤真実さん(作家さんとしてのお名前)をゲストティーチャーとしてお招きしました。実は本校の保護者の方です。5年生の学習は保護者の皆さんにもご参観いただいたのですが、午前中に4年生と6年生を対象に同じ学習を行っていただきました。
お持ちいただいた5つの作品を、子ども達は自由に鑑賞します。そして一番気に入った作品を決め、自分で題名を考えたり、どう感じたかや何が描かれているかについてをワークシートに記入しました。
子ども達がそれぞれの作品について発表し、みんなでシェアした後、斎藤先生からお話を伺いました。
作品はすべて抽象画なので、一見何を表現されているかわからないのですが、斎藤先生は、何気ない日常の風景の中にある「生命の素晴らしさ、命が見せてくれる風景の素晴らしさ」を表現したものと仰っていました。確かにそれぞれの作品からは何か生命力のようなものを感じました。
そして「描いた自分でも、作品を後から見てみると、また違って見える。絵から受け取るものは一人一人それぞれで、みんな違う感想をもつことが大切」というお話がありました。
同じ作品を見ても感じ方はそれぞれで、全てが正解。と何度も仰っていたことが印象に残りました。
今回は、「感じる」「感じたことを言葉で表現する」という学習でした。正解がない学習というのも難しいのかもしれませんが、自分自身を豊かにする上で、とても大切だと思います。