4年生 国語 初任者研修・指導主事による学校訪問
- 公開日
- 2025/12/08
- 更新日
- 2025/12/08
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「初任者研修(制度)」は、正規の新規採用教諭に対して、法律での規定に基づいて行われている研修です。教員及び社会人としての自覚を高めるとともに、学習指導や学級経営に必要な基礎的・基本的な知識や技能を習得し、組織の一員としての意識を高めることを目的に実施されています。
外部研修へ参加することもありますが、基本の研修としては、毎週木曜日(週1日)に初任研校内指導員が授業を参観し、授業者である担任への指導・協議をしながら今後に向けて改善を図っていきます。
12月8日(月)は、小田原市教育委員会から指導主事の来校があり、授業を参観し、授業者である担任への指導助言がありました。(研修制度として1年間の初任者研修中に1回、指導主事から直接の指導助言を個別に受けることになっています。)
写真は、そのときの4年1組の授業の様子です。
校内の多くの先輩教師たちも4年1組にかけつけ、授業を参観しました。
その様子からは、
「初任者研修を自分事としてとらえ、初任者を全職員で育てていこう」とする温かい思いと
「他者の授業から少しでも学びを得ようとする“学び続ける教師”」の前向きな姿勢を感じ取ることができました。
さて、授業は国語「つながりを見つけながら読み、おもしろいと思ったことを話し合おう」という単元で、「友情のかべ新聞」という教科書の教材(物語文)を使った学習でした。
この日の学習は、登場人物の気持ちの変化や性格、情景について、場面の移り変わりと結び付けて考えることをねらいとするものでした。
子どもたちは自分の考えの根拠が示されているワークシートをもとに、登場人物同士の気持ちの変化について伝え合いました。
グループや全体での共有の場では、
「なるほど…。」
「同じ考えの人がいなかったな。」
「そう!そうなんだよ。」
といった自分の考えと友達との考えを比べてつぶやく姿や
関わり合いを通して学びを深めようとする姿がありました。
そして、初任者である担任とっては、この日の授業は研修の中でも特別なものであったことでしょう。
放課後、参観した先輩教師に声をかけ、指導・助言をもらう姿がありました。
また一人、成長をしていこうとする“学び続ける教師”をみることができ、同僚としても大変うれしく思います。