学校日記

5年生 道徳 「四本の木」

公開日
2026/05/21
更新日
2026/05/21

できごと

5月20日(水)


5年2組における道徳科の様子です。

道徳科「四本の木」の学習を行いました。


大樹・優樹・友樹・一樹の4本の木が、それぞれ違う受け止め方で困難に向き合う姿を通して、子どもたちは「困難に出会ったとき、どうする?」というテーマを、自分の生活に重ねながら考えていきました。


はじめに、子どもたちは「どの木の生き方が好きか。どうしてそう思うのか。」を学習カードに書きました。

担任は机間を歩きながら、一人一人のカードにそっと○をつけ、「いいね」「こういう考えもあるね」とやわらかく声をかけていきます。

受け止められている安心感が、子どもの表情にも自然とあらわれていました。


グループでの話し合いでは、

「大樹みたいに前向きに考えたいです。」

「こうやって逃げることも大事だと思います。」

「一樹の気持ち、わかる…」など

多様な意見が次々と出てきました。


どんな意見もまず笑顔で受け止める担任の姿勢が、子どもたちに「言っても大丈夫」という空気をつくり、互いの考えを大切にし合う雰囲気につながっています。

「○○さんの話し方、友達が安心する感じだったね」

「自然に『あ〜』って声が出たの、すてきだね」

と、子どもの姿の価値をすぐに言葉にして伝える場面も印象的でした。


授業の最後には、全体で意見を共有したあと、改めて「困難に出会ったとき、自分はどう生きていきたいか」を学習カードに記し、静かに自分の生き方を見つめる時間となりました。


この時間は、新採用研修を兼ねていましたので、新採用職員の参観もありました。

温かい学級の空気や、子どもの意見を整理する板書、教卓を置かず黒板をみんなの“考える土台”にした教室環境など、学ぶ点が多い授業だったのではないでしょうか。

さらに、子ども同士が自然に視線を交わしながら意見を聞き合う姿や、安心して発言できる雰囲気が教室全体に広がりつつあり、参観した職員にとっても学級づくりのヒントが随所に感じられる時間となりました。


昨年度の新採用が一年後にここまで授業をつくっている背景には、研修を謙虚に受け止め、ひとつひとつ自分のものにしようと努めてきた姿があります。

この一年間には悩むことも多かったことでしょうが、そのたびに自分の授業や学級経営と丁寧に向き合い、少しずつ積み重ねてきたことが、今の姿につながっているのだと感じます。

子どもと一緒に本気で遊んだり話したりしながら、日々の関わりの中で児童理解を深めようとする姿勢も、学級づくりに確かにいきているのでしょう。


また、この授業を温かく見つめていた5年主任の姿も印象的でした。

学年全体を支えるまなざしがそっと教室に広がり、担任とともに5年生を育てていこうとする思いが感じられました。

これからも、5年主任と協働しながら、5年生全体の成長、そして本校全体のよりよい雰囲気づくりに力を発揮してくれることを期待したい時間でした。