【校長のつぶやき】優しい上級生(令和7年4月17日・木)
- 公開日
- 2025/04/17
- 更新日
- 2025/04/17
校長のつぶやき
国府津小学校では、6年生が入学したばかりの1年生のお世話をする機会があります。
まずは、朝の支度。
1年生が教室に入った後に、ランドセルから教科書などを出して、机の中に入れ、そして、空のランドセルをロッカーに入れる…この一連の作業を、1年生が慣れるまでお手伝いしています。
この10日間で、多くの1年生が、自分の力で、しかもスムーズに支度ができるようになりました。
6年生によっては、朝の時間、余裕があると、1年生とじゃんけんなどをして一緒に遊んでくれるところもあるようです。
来週からは、いよいよ1年生も掃除が始まります。
この掃除も時間も、6年生が応援に駆け付け、掃除の仕方を教えてくれます。
前期が終わるころには、1年生だけで掃除ができるようになります。
1年生のお世話をしてくれるのは、6年生だけではありません。
国府津小では、いろいろな学年の子が、1年生に関わってくれています。
国府津は、上級生と下級生のつながりが強い方かもしれません。
休み時間に、異学年で遊ぶ姿も時折見られます。
本日、国府津地区青少年健全育成協議会役員会があり、小中学校の校長・担当教員も参加しました。
その話し合いの中で、育成協の事業として、「中学生が小学生を教える機会が何かできるといいのでは…」というご意見も出されました。
小田原市内でも珍しい1小1中の学区。
縦のつながりは9年間続きます。
昔、よくあったような「先輩・後輩」のような封建的な関係ではなく、学年を超えた優しさ、思いやりに満ちたつながり…「国府津ならでは」の関係を築けたらいいなあと思っています。