【校長のつぶやき】味覚を使う授業って、やっぱり楽しい!(令和5年1月15日・月)
- 公開日
- 2024/01/15
- 更新日
- 2024/01/15
校長のつぶやき
視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚…諸感覚を使う授業は、いろいろありますが、昔から子供たちが楽しみに感じているのは味覚を使う授業。特に、生活科や家庭科は、自分たちで調理をして試食するという授業がしばしばあるので、人気の教科でもあります。しかし、ここ3年ばかりコロナ禍の影響で、そのような機会もだいぶ制限されていました。味覚を使う授業も昨年度から少しずつ復活しつつあります。
今日、校内を回っていた時に、家庭科室でにぎやかな歓声が聞こえたので立ち寄ってみると、5年生が出汁入りと出汁なしの味噌汁を味見して、その違いを確かめていました。「校長先生も、飲んでみてくださいよ。」という5年生の声に誘われ、私も味見。授業者から紙コップに注がれた味噌汁を片手に、5年生が「乾杯!」の発声。いいノリですね!私が家庭科室に行ったときは、すでに出汁なしを飲んでいたようで、出汁入りが注がれているときでした。味見をしてみると、ちょっとの量でもそのおいしさを感じます。授業者にお願いして、私も出汁なしを注いでもらい、そちらも味見してみると、その違いは明白でした。
びっくりしたのは、子供たちは、味の違いだけでなく見た目や香りの違いもチェックし、ワークシートに記録しています。味覚だけでなく、視覚や嗅覚もフル活動。私はついつい味覚だけにつられがちなので、子供たちがしっかりと押さえるべきことを押さえているので、感心しました。味覚をはじめとした諸感覚を使って、子供たちは出汁の良さを実感したようです。このような授業は、きっと思い出として記憶に残ることでしょう。出汁は、和食文化の基本・原点ですからね。
来週は、味噌汁作りに挑戦するそうです。いい出汁を取って、おいしいみそ汁を作ってください。来週も校内を回っていて調理実習の場に出会えるかなぁ。