学校日記

【校長のつぶやき】優しく、そして、頼もしい5・6年生(令和5年10月5日・木)

公開日
2023/10/05
更新日
2023/10/05

校長のつぶやき

 本日、運動会の全体練習がありました。本番当日と同じように全校児童が椅子を教室から運動場に持ち出します。この椅子を運ぶのが、結構大変な作業。水筒も一緒に運びます。低学年(1・2年生)にとって、体格からいって椅子を持ち上げることさえ大変な作業と感じる子もいます。特に1年生は、小学校に入って初めての体験。椅子を持って運ぶ力が維持できない子もいます。

 そこで活躍するのが、高学年(5・6年生)。低学年の子たちに声をかけながら、椅子を持ってあげる姿が、あちらこちらで見られました。運ぶことにてこずっていそうな子を見かけると、「大丈夫?持ってあげようか?」と声をかける5・6年生。低学年の子も、「大丈夫。自分で持てる。」という子もいれば、「お願いします。」という子もいます。
なにがなんでも高学年が低学年の椅子を運ぶというわけではなく、相手の思いを尋ねながら手を差し伸べる姿が、とても微笑ましかったです。

 全体練習を始めるにあたり、自分自身の仕事がある5・6年生もいます。そのような状況の中でも、他人のことを思いやれる心のゆとり。優しさと頼もしさ。…そのような「美しい心」「強い心と体」が見られるのも、運動会という学校行事・特別活動ならでは…です。
 6校時には、5・6年生による運動会の係打ち合わせがありました。私は、今日も午後から出張だったので、昼休みの黄組の応援練習や係打ち合わせの様子を直接見ることはできませんでしたが、教頭が撮影した写真から、5・6年生の頑張りをうかがうことができました。
 運動会を通して、5・6年生が一段と成長していることを期待しています。