学校日記

【校内研究・全体会】授業研究「2年」国語

公開日
2023/09/23
更新日
2023/09/23

できごと

9月22日(金)5校時目、2年3組で授業研究がありました。
全体会としては今年度3回目の授業研究です。
今回は、早稲田大学 教育・総合科学学術院 大学院教育学研究科の教授:小林宏己先生をお招きし、授業を参観していただいたうえで指導助言をいただきました。
教科は国語。「お手紙」の学習です。

夏休み中から9月にかけて、研究推進委員会でこれまでの協議の仕方を見直しました。
まずは、子供の姿(発言や記述内容、表情など)のみを付箋に書き、手立てや教師の出所について成果と課題をグループで話し合います。
そのうえで「これからの授業づくりで意識すること」をまとめ、今後の研究へつなげていくことを意識するようにしました。
各グループの発表時も、各グループの「これからの授業づくりで意識すること」が一目で分かるように、その部分だけが見えるように重ねて模造紙を掲示していきます。
すべてのグループの発表後に、再度、「今日の授業研究で分かったこと」や「次の授業研究につなげていくこと」を全体で共有できるような場を作りました。

最後に、講師の小林先生から指導助言をいただきました。
「教師対子供」から「子供相互」「子供同士」のコミュニケーションをもとに、授業展開を図るために、今回授業実践を行ったクラスならば、「話します」「いいですか?」「いいと思います」などの話型はなくしていってもいいのではないだろうか。
かえるくんの「ああ」に焦点を当てることで、読みの深まりができたのでは?そのためには教師が出ることも必要。「より少なく出る」ことを意識したい。
教科書では『お手紙』という教材・文学作品を「音読劇をしよう」という活動を中心に扱っているが、この文学作品の良さを味わうためには、どのような展開・扱いをすればよいか、私たち教師が主体的に考えることも必要。「音読劇をしよう」ということで扱うならば、「音読の工夫」という「活動の目的」の実現を通じて、この子が何を学ぶかという「真正な目的」をどう実現するのかを意識したい。
…などのお話をいただきました。