学校日記

【校長のつぶやき】2025(令和7)年、ありがとうございました(令和7年12月25日・木)

公開日
2025/12/25
更新日
2025/12/25

校長のつぶやき

冬休みに入りました。

2025(令和7)年も終わろうとしています。

昨日の冬休み前最後の登校となる日も、子供たちは生き生きと活動をしていました。


学級によっては、自分たちで「お楽しみ会」を企画運営していました。

1年生も自分たちで仕切っている姿が見られ、この9か月で本当に成長したなと感じます。

上級生たちもバラエティ豊かに様々な形で「お楽しみ会」を実現しており、子供たちのクリエイティブな力に感心させられました。


一昨日、昨日と、まとめのようなテストに取り組んでいる学級も多く見られました。

一昨日は、あるクラスの填補に入り、漢字50問テストの試験監督をしましたが、普段ヤンチャな子たちがしっかりと試験対策に取り組んでおり、多くの子がほぼ満点に近い出来具合だったことに驚かされました。

「やらされている」感より、まさに「向上心」をもって「完璧を目指してやるぜ」感が前面に出ていて、素直に「この子たち、すごいな」と思いました。

ちょっと前の長縄大会への取組のときにも感じたことですが、「高みを目指す」というところがひしひしと感じられます。


今年度は、個別指導の体制の充実も図ってきました。

学級全体での一斉指導より個別指導の方が理解しやすいと思われる子たちは、保護者と本人の了承のもと、非常勤講師と教頭、教務、そして、校長の私が分担をし、指導に当たってきました。

人的配置に余裕がないため、学習内容の定着についてもっと差がつきやすい算数に特化し、しかも、毎時間というわけにはいかず、限られた時間での対応でしたが、その場に参加している子たちからは、皆、「わかりたい」「できるようになりたい」という思いの強さ、意欲が感じられました。

このような気持ちもまた「向上心」と言えるでしょう。

その子たちの思いに応えるべく、私たちも、その子たちに合ったペースで学習を進めるので、「できた」「わかった」という瞬間をたくさん感じることができました。

本当は、人的配置にもっとゆとりがあると、このような瞬間がもっと増えるのだろうなという感じはしています。

(人的配置の充実については、校長会からも毎年、教育委員会に要望を出しているところです。なかなか叶いませんが…。)


昨日は、大掃除に取り組んでいる学級も多く見られました。

掃除というと、なんとくなく「嫌々やっている」というイメージがありますが、昨日の子供たちの様子を見ていると、きれいになっていくことにやりがいを見いだしながら、熱心に取り組んでいる姿が見られました。

自分から進んで掃除場所を見つける子もいます。

「校長先生、見て見て! こんなにきれいになるよ。」「スポンジが、こんなに黒くなったよ。」「(担任の先生には言われていないけど)廊下の窓も拭いてもいいかなぁ。」などの言葉を聞くたびに、感心しつつ、なんだかうれしくなりました。(と同時に、「見習わなくては…」という思いも抱きました。)


昨日の朝会のときにも触れましたが、出来栄えだけでなく、よりよいあり方を目指して、知恵を出し合い、ともに磨き合っている姿が、今年はいろいろな学年・学級・委員会・クラブで、そして、いろいろな場面で見受けられました。

子供たちは、本当に成長していると感じます。

この9か月間で身に付けた素晴らしい力、気持ちを、残り3か月間でさらに確かなものとして、次の学年へとつなげていってほしいと思います。


明日は学校閉庁日です。

今年の教職員の学校での勤務は、今日が最後となります。


本年もまた、保護者の皆様、地域の皆様には、本校の教育活動にご理解、ご協力を賜り、ありがとうございました。

心より感謝申し上げます。

どうぞよいお年をお迎えください。