今年度最後の給食になりました(校長室から)
- 公開日
- 2025/03/19
- 更新日
- 2025/03/19
できごと
19日で今年度の給食が終了しました。お陰様で、大きな事故なく給食の提供ができ、職員ともどもほっと胸をなでおろしています。保護者の皆様には、1年間、様々な面でご理解とご協力をいただきありがとうございました。
写真にメニューは6年生の人気投票で1位をとったものです。卒業を迎える6年生に喜んでもらえる献立を栄養教諭が考えました。
まず1枚目はご飯部門1位の「キムタクごはん」。そして2枚目はおかず部門1位のクラッカーチキン、デザート1位の「すだちゼリー」です。すだちゼリーは、卒業式を前に「すだち」と「巣立ち」をかけての選択だったのかと思っていたのですが、6年生の人気メニューでした。考えすぎだったようです・・。他にもスープ部門、パン部門などいろいろありましたので、6年生も喜んでくれたのではないでしょうか。
さて、校長の役目の一つに「検食」というものがあり、子ども達が食べる前に、まず校長(他の職員のこともあります)が検食し、火がしっかり通っているか、異物が入っていないかなどをチェックします。その際に、検食日誌というものをつけているのですが、そこで栄養教諭とやりとりをすることもあります。給食の終わりにあたり、どんなやりとりをしたのか、その一部を紹介します。良かったらお読みください。Qが私で、Aが栄養教諭です。
Q:(6年生作成のメニューの中で、魚の餃子を選んだことを受けて)なぜ肉の餃子ではなく、魚の餃子を選んだのか6年生に聞いてみたいです。
A:昨日のグループは、初めは、かまぼこ丼の他にスープか副菜をつけていて、餃子は小田原市で許可されている3品目の献立の中から、肉の餃子ではなく、魚の餃子を選んでくれました。これは県給食会の物資で一般には販売されていません。あんかけ丼にうずらの卵をどうしてもいれたいとのことで、その場合小田原市のルールでアレルギー対応の必要があるものがある場合は、3品にはできないことを子ども達に伝えて、副菜かスープをやめることにして、この献立にたどりつきました。
Q:ラビオリのトマト煮はトマト(生の)の風味が比較的強かったように思いますが?
A:トマト煮にはケチャップが入っているので、酸味が強くなっています。いつもは動物性の肉などを入れるので、旨味でまろやかになりますが、価格の関係で入れられなかったので、バターや牛乳でまろやかにする工夫をしようと思います。酸味が苦手な子もいました。
Q:(曽我の梅干しを使った献立を受けて)鰆の梅じそ照り焼きは、梅の塩味が強く感じられましたが、曽我の梅の特徴でしょうか?
A:梅は農政課からの提供でしたので、塩分濃度がわからないまま献立を立てざるを得ませんでした。他校でその梅を使った際に、やはり塩分が強かったと聞いたので、次年度また配付があれば量を調整してみようと思います。
Q:ガパオライスはバジルの風味がしっかりありました。トムヤムクンはトマトの味(酸味)が強かったように思いましたが、辛さを感じた子もいたかもしれませんね。給食でトムヤムクンは初めてです。
A:ガパオライスはバジルの風味が強かったようで、子ども達には食べにくかったかもしれません。トムヤムクンは魚介、ナンプラーなしで作りましたので、本家とだいぶ違うものになってしまいました。次回はバジルの量を減らしたり、小田原市の物資でナンプラーを要望したりして好んでもらえるものを作りたいです。
Q:チキンカツは大きくてボリュームがありました。しっかり揚がっていました。皮がついているところはどうしても食べづらくなってしまいますが、これは仕方ありませんね・・・。豚汁は具だくさんでおいしかったです。
A:鶏肉は、皮なしの切り身より皮ありの切り身の方が安価なので使いました。皮つきですと皮がむけて調理員さんの作業が大変になります・・・。豚汁は6年生のオリジナルの実(具)でいつもと違うのですが、ごぼうが入っていないせいかクセがなく、いつもより残りが少なかったです。
4月からもおいしくて安心・安全な給食が提供できるよう、努めていきます。どうぞよろしくお願いします。