学校日記

【校長室から】「楽しい」を自分達でつくろう

公開日
2024/07/19
更新日
2024/07/19

できごと

夏休み前には、多くの学級でお楽しみ会を開催していました。子ども達は皆楽しそうでした。大人にとってはささやかな出来事かもしれませんが、子ども達にとっては一大イベントではないかと思います。私自身のことをふり返ると、小学生の時のお楽しみ会(当時もありました!)の出し物の劇の練習するために、放課後に友達の家に集まったことを今でも覚えています。
 
 さて、今回はある学年のお便りを紹介させていただきます。
 17日(水)は、お楽しみ会でした。今回、私(担任)から「全員が『つくること』にかかわること」でという条件を出させていただきました。お楽しみ会を通して、「楽しい」は誰かにしてもらうのではなく、自分たちでつくり出すものだと感じてほしかったからです。みんなで話し合い、お店形式で行うことに決まると、友達と協力して張り切って準備をし、「的あて屋さん」「ボウリング屋さん」などなど、楽しいお店がたくさんできました。準備中のわくわくした雰囲気は、まるで文化祭前のような感じです。
 当日は、自分たちのお店で友達を楽しませ、友達が用意してくれたお店を楽しみ、多くの子がどちらの楽しさも経験できたようです。それぞれの準備してきたものを持ちよって、とても楽しい会になりました。この経験を、いろいろな場面で生かしていってほしいと思います。

 「楽しい」は自分でつくるんだ、そのために、みんなで協力していくんだ、ということを子ども達に伝えていきたいです。そしてもし「つくる」ことが難しくても、当たり前のような毎日の中に、小さな楽しさやささやかな幸せを感じられるようになってほしい、とも思っています。