子どもの姿をとおして(校長室から)
- 公開日
- 2025/01/23
- 更新日
- 2025/01/23
できごと
2年生は国語で「お手紙」というお話をとおして「自分と比べて読み、登場人物に手紙を書こう」という学習をしていることを以前にお知らせしました。2年生の3学級とも、学習を他の職員に公開しました。
学習参観後の教員の協議では「話し合いをとおして”考えを深める”」ことについて話題になりました。まず学習の流れとしては、本文を読んで考えたことや気づいたことをワークシートに書きます(たくさん書いていて感心しました)。そして、それぞれの考えを交流するのですが、その交流を通して自分の考えを深めてもらいたいと指導者は考えています。しかしながら、子ども達がどういう状態になったら「深まった」と言えるのか、皆が共通のイメージなり考えなりをもっているのかは、疑問符がつきます。
今回の協議では結論は出ませんでした。みんな悩みました。それでも、こうした議論を積み重ねていくことで、私達は共通の認識を持てるようになるのだろうと思います。実際の子ども達の姿をとおして、私達が「こんな話し合いであったらいい」「子ども達はこんな風に学んでいた」と語り合うことが必要なのだと思っています。そんな教師集団でありたいと思っています。
さて、職員にも話したのですが、「お手紙」の中のかえるくんってとっても素敵だと思うのです。がまくんの淋しさを想像する、そして自分ができることをする、がまくんが幸せを感じたら一緒に幸せを感じる。しかも押しつけがましくないのです。そんなかえる君のような人になりたいと思う今日この頃です。
お読みでない方がいらしたら、ぜひ読んでいただきたいです。学校の図書館にありますので、お子さんに「借りてきて」と頼んでみてください。地域の図書館にもきっとあると思います。(なかったらごめんなさい)