全校道徳(校長)
- 公開日
- 2025/03/04
- 更新日
- 2025/03/04
できごと
+7
3月4日(火)朝に、校長による「全校道徳」の授業がありました。
校長から、まず次の話を聞きました。
【読み原稿から抜粋】
うさぎの洋服屋さんがあります。
洋服屋さんといっても、その人のサイズに合わせてつくる洋服屋さんなので、むずかしくいうと「 仕立て 屋さん」 といいます。
みなさんは、 うさぎさんのつもりで考えてください。
この洋服屋さん、1日に1着だけを作ることができる洋服屋さん です。(仕立屋 さんです。)
こんな看板が出ています。
★心をこめて素敵な洋服を仕立てます。(つくります。)
★一日一着だけしか 仕立 てる ことができません。 (つくることが できません 。)
ある日、 この洋服屋さんに、さるさんがやってきました。
さるさんが、このうさぎの洋服屋さんに来るのははじめてです。
さる 「どうしても明日までに新しい洋服が必要 です。 素敵な洋服を作ってください。」
うさぎ「わかりました。」
うさぎさんのお返事を聞いて、 さるさんは帰っていきました。
そうすると、 次にライオンさんが洋服屋さんを訪れました。
ライオン「やい、 洋服屋! 明日までにオレに新しい洋服を仕立てるんだ。もし間に合わなかったら容赦しないぞ。」
ライオンは怖い顔でそう言うと、 店を出て行きました。
恐ろしさに震え上がっていた洋服屋のうさぎさんで し た が、 ライオン さ ん が 店 を 出 てい った の で、 ホッと胸をなでおろしていると 、 次に 、 森で 一番の仲良し のリスさんがお店に入ってきました。
りす 「うさぎさん、どうしても明日新しい洋服が必要なの。だから わたし のために新しいお洋服を仕立ててくださいね。」
そう言うと、 リスさんは家へ帰っていきました。
「どうしよう…」うさぎさんは、 すっかり困ってしまいました。
うさぎさんは何で困っているのでしょう。
そうだね。
1日に1着しか作れないんだよね。同時につくることはできないんだよね。
だから「どうしよう…」って困っているんだよね。
うさぎさん、つまり、あなたは、この日、誰の洋服をつくりますか。
子どもたちは、校長の話を聞いた後、自分だったら「さる」「ライオン」「りす」のだれに洋服を作るかを決めて、クラスごとに挙手して人数を集計しました。
他の子に分からないように「目を閉じて」手を挙げてもらっているクラスがほとんどでした。
・・・
その後、学年で集計した数字を全校の児童・教職員で共有しました。
校長から、続きの話がありました。
結果を見て、
「えっ?何で??」と思った人はたくさんいると思います。
自分とは違うな・・・と思うことがおもしろいのです。
同じクラスや同じ学年の友だちと意見交換するのもいいですし、今回、1年生から6年生の様子も分かったのすから、ひまわり班にいる他の学年のメンバーにきいてみるのもよいと思います。
そして・・・友だちの答えが分かったとしても、決して否定しないように。
「なるほどね・・・そういう考え方もあるよね。」と思えたら、人と過ごしている意味いや価値があるということです。
くりかえしますが、自分とは違うな・・・と思うことが面白い。
一人一人が、いきています。
今日のこの日までの人生、一人一人いろいろなのに、今、私たちは、同じ場で、同じ学校で過ごしています。
同じ時間、同じ場所にいることは奇跡だと思っています。
一人一人が思いを持っています。
対話をしていく、話し合っていくことも大事ですので、お互いに認め合って支え合っていきましょう。
クラスや学年を超えて、子どもたちの対話が盛り上がっていくとよいですね・・・。
ちなみに、これをお読みになられた「あなた」は誰を選びましたか?
また、その理由は何ですか?
「全校道徳」朝会の後、表彰がありました。
素晴らしい作品を作ったり、スポーツで素晴らしい成績を残した皆さん、がんばりましたね!!
下中小のみなさんは、改めて、すごいです!!