わくわくする図工の授業
- 公開日
- 2021/06/15
- 更新日
- 2021/06/15
校長室から
6月11日(金)、1年生がなにやら不思議なことをしていました。白い紙を机の上に立てようと悪戦苦闘していました。手を離しても立っていること、他の道具は使わないことが条件のようです。換気のために開けた窓から風が吹いて倒れてしまう子もいました。折り目をつければいいことに気づいた子がいました。なるほど、みんなそれぞれに折り目をつけて紙を立たせることができました。「いったい何の勉強だろう。」不思議に思っていると、とんとん相撲の紙が配られました。「ああ、ここにつながるんだ。」子どもたちは、線に沿ってお相撲さんを切り取っていきます。真ん中を折ってお相撲さんを立たせます。今、考えることや見通しをもたせることを大切に授業づくりをしています。2つのステップから担任の意図がうかがえました。しかし、お相撲さんはすぐに集められました。このお相撲さんは別の機会に使うようです。「今日はいったい何をするんだろう?子どもたちと同じように私の頭にも?がうかびました。」しかし、授業はいよいよ本題に入りました。「おって、たてたら」という紙を折って作ったものを使って自分だけのまちを作る学習です。白い紙を折り、お相撲さんを折って野は、この学習にスムーズに取り組ませるための布石だったのです。技法は練習済みのため、子どもたちはなんの町にするか考えます。まちづくりの説明は、テレビに教科書を写して説明します。「お菓子のまち」「海のまち」「動物のまち」みんな楽しそうにイメージします。練習用の色紙をもらいに行くときには待ってましたとばかりに取りに行きます。計画表に絵を描いて考えますが、実際にもらった紙で作ってみる子もいます。低学年の児童はやりながら考える方がよいのかもしれません。集中して自分の世界に入り込んでいる子どもたち、授業の終わりはあっという間に感じたことでしょう。次の時間が楽しみです。