伝える相手を意識して(1/31)
- 公開日
- 2022/01/31
- 更新日
- 2022/01/31
校長室から
先週と比べ、少し欠席の人数が減っていました。早くみんながそろう日が来るといいなと思います。
午後、3年生の教室に行くとみんな黙々とカード作りに取り組んでいました。なにやら本の紹介カードを書いているようです。担任は、完成した児童のカードにアドバイスをしていました。一生懸命書いていた児童に少し話を聞いてみました。今日は2年生の子たちにおすすめの本の紹介カードを書いているそうです。「よろこんでその本を読んでくれたらうれしいです。」と話してくれました。1年生に向けたカードはもう完成して渡してあるそうです。職員室に戻る途中に廊下を見るときれいなイラストが描いてあるカードが模造紙に貼ってありました。3年生の子たちは4月からは上学年の仲間入りです。下学年の子のことを考えて具体的に行動に移すことができるのは立派です。
担任に話を聞いてみました。国語で「三年とうげ」の学習で友だちに物語のおもしろさを伝える活動をしました。この活動を総合でいかし、伝える相手を意識して考える力をつけたいという願いからこの活動を行ったということです。相手に応じて本を選ぶ、書き方をくふうするなどやるべきことはいろいろあります。1年生と2年生では、伝える内容や本もずいぶん変わってくることでしょう。また、同じような取り組みを少し変えて行うことで、子どもたちは確実に力をつけるはずです。総合では単に活動するのではなく、その活動をすることでどんな力がつくのか、ということを大人も子どもも意識して取り組んでいきたいものです。