学校日記

【校長のつぶやき】5年生の姿に感激!(令和7年11月11日・火)

公開日
2025/11/11
更新日
2025/11/11

校長のつぶやき

今日の無予告避難訓練での出来事です。

私は、運動場の様子を職員室から見ていました。

いろいろな学年が遊んでいる中で、突然の大地震を告げる放送。

何人かの1年生は、校舎内に戻ろうとします。

その時、何人かの5年生が「運動上の真ん中に集まるんだよ。」と1年生の声をかけます。

中には、校舎の方に走っていった1年生を追いかけて、呼びに行く5年生の子も…。

自分のことだけでなく、下級生のことも考えて動いたり声をかけたりできる5年生に感激!

訓練が一段落したところで、担当から放送でまとめの言葉が述べられますが、その後、放送のマイクを借りて、全校に5年生の素晴らしい姿を伝え、担任にも「ぜひ褒めてあげてほしい」、全校児童には「みんなも声をかけうことができると、なお素晴らしい」という話をしました。

その後、泣いている1年生もいましたが、その子にも優しく言葉がけをしている5年生もいました。

5年生の優しい姿、本当に素晴らしいです。


もし本当に大地震が起きたら、もっとパニックになっているかもしれません。

怖がって泣いてしまう子、どうしたらいいか分からなくなってしまう子もいるでしょう。

私たち教職員だって、慌ててしまうかもしれません。

訓練では、人員点呼をすると全員そろっていることが確認できますが、実際に大地震が起きたときに、行方不明者がいる可能性もあります。

原則は「自分の命は自分で守る」ですが、困っている子、戸惑っている子、怖がっている子などに、心配りができるゆとりがあると素晴らしいなと思います。

そのためにも、訓練を積み重ねる必要があります。

普段から心構えができるように…。

5年生の姿から、私たち大人も見習わなくてはと思いました。

そして、今回の5年生のような言葉がけができる子を、これからも育てていきたいと思いました。