学校日記

5年生担任として子どもたちに思うこと・願うこと(5年)

公開日
2025/03/07
更新日
2025/03/06

お知らせ

3月7日の「6年生を送る会(5年)」の記事では伝えきれなかったことをお伝えしたいと思います。

6年生を送る会への取組を含め、宿泊学習、スポーツフェスティバルといった「チームで力を合わせて(分担して)取り組む活動」での子どもたちの成長です。

入学式の後、新型コロナウイルス感染症対策による臨時休業、分散登校など、様々な制約の中で学校生活を送ってきた5年生の子どもたち。

コロナ禍前の子どもたちと比べ「チームとして力を合わせて取り組む機会」が少なく、宿泊学習に関する活動を始めた4月は、並ぶのに時間がかかったり、リーダーの指示とチームの活動がちぐはぐだったりと、チームで力を合わせる、チームで分担するといったことがうまくできていない様子が見られました。

もちろん大人でも難しいことですし、「トレーニング(学習・指導)していないことはできない。」という考えのもと子どもたちの指導はしているのですが、「コロナ禍によって『チームとして力を合わせて取り組む機会』が減ったことが、こんなに子どもに影響を与えたのか」と思いました。

そして「これはどうにかしなければいけない」とも思いました。
そこで、今年度の宿泊学習・スポーツフェスティバル・6年生を送る会では「チームで力を合わせて(分担して)取り組む」「多くの人と関わりあって進める」ことを意識して指導をしてきました。
その集大成が先週行った「6年生を送る会」です。
並ぶのに時間がかかった子どもたち。
今では、自分たちが並ぶことはもちろんのこと、他の学年の子たちを並ばせるにはどうすればいいか、どのような声をかければいいのか考えています。
各チームで分担する活動も、集中力が驚くほどにちがいます。自分の役割に対する責任感がちがいます。
子どもたち同士で声をかけ合い、活動を進めていく姿に頼もしさを感じます。

ふり返ってみると、大きく変わったのは「子どもたち同士が声をかけ合う姿」です。声をかけ合う回数が増え、かけ合う言葉の内容がよくなっています。
小田原市・本校ともに育成したい力として掲げる「社会力」の基礎・基本となるのは、このように自分の周りのひと・こと・ものと関わろうとする姿です。

ここまで、すべてがうまくいったかのように書いてきましたが、うまくいかなかったこと、失敗したこともたくさんあります。
うまくいかなかったこと、失敗したことも、今の子どもたちの活躍を支えている土台です。

1か月後には、6年生となる子どもたち。
5年生担任として願うことは、
芦子小学校のリーダーとして学校内のいろいろなことに関心をもって関わっていってほしいということ
学校外にも関心をもち、社会力をさらに伸ばしていってほしいということ
うまくいかなかったこと、失敗したことも前向きにとらえ自分の活躍につなげること
です。

長くなりましたが「芦子小学校の5年生はがんばっている」「芦子小学校の5年生は成長している」「芦子小学校の5年生のこれからの活躍が楽しみだ」ということが伝われば何よりです。