【校長室から】心と体はつながっています
- 公開日
- 2024/06/04
- 更新日
- 2024/06/04
できごと
養護教諭をめざして教育実習をしている実習生の授業を参観しました。5年生の保健の「心と体のつながり」という学習をしました。
緊張をしている時には手に汗をかいたり、嫌なことがあるとお腹が痛くなったりなど、心の状態と体の状態は密接に関係しているという内容です。緊張すると心臓の鼓動が早くなったり手に汗をかいたりすることは、私自身も常に感じるところですし、嫌なことや心配ごとがある時はお腹が痛くなる人もいると思います。
授業を見ていて思ったのは、心のことも体のことも、自分の状態を言葉にすることはなかなか難しいことだなということです。しかしながら、そうした状態を表現する言葉を、子ども達には身につけてほしいなとも思うのです。自分の心(思いや感情など)の状態を適切に言葉で表現できれば、お互いに理解しあえることも多くなるだろうなと思うのです。そのためには、子ども達が自分自身のことを表現する機会を確保したり、時には「こういうこと?」「それは〇〇という気持ちなのかな」などと、子ども達と一緒に確かめたりすることが大切なのかなと思っています。
いずれにせよ「心と体はつながっている」という知識を得ることは、体が今こういう状態であるのは、心がこういう状態であるからかもしれないと、客観的に自分自身を見ることにつながるのではないかと思います。
話は変わりますが、脳というのは意外に単純(騙されやすい?)だそうで「無理にでも笑顔になって、鏡でその自分の笑顔をみることで脳は幸福感を得る」という内容の文章をどこかで目にしました。効果のほどはわかりませんが、それ以来一日一回は鏡の中で口角を上げて笑顔になることを心掛けています。