地震にそなえて(4年)
- 公開日
- 2024/09/11
- 更新日
- 2024/09/11
できごと
4年生の社会科では「自然災害にそなえるまちづくり」という学習に入りました。気候変動による異常気象で様々な自然災害が増えている状況ですが、今回は「地震」をテーマに学習を進めていきます。
まず「2139」という数字を担任が示し、皆で何の数字なのかを予想しました。「東日本大震災が起こった日」「地震の回数」などいろいろな予想がありましたが、答えは「1年間で日本に起こった地震(震度1以上)の数」でした。1年間でこんなに多くの地震があったことに子ども達は驚いていました。さらに、マグニチュードが7以上の地震が西暦1600年頃からだいたい70年おきに起きていること、直近の関東大震災からは100年が経っていて(直近といっても100年前ですが)、いつ大きな地震が起きてもおかしくないということを知りました。担任の話を子ども達は真剣に聞いていました。8月に大きな地震があったので、より自分事として話を聞くことができたのではないかと思います。
そして、地震が起きた時のために、家庭でどんな備えをしているのかを出し合いました。たくさんの取り組みがされていて驚きました。友達の発表に「それはいい」「天才!」「なるほど」と、よく反応しながら聞いていたことも印象的でした。日本ではそれだけ「地震」が身近なものであり、そして学級の全員が体験したことがあるという共通の土台があること、報道等により4年生なりに切実感を持った話題であるから、友達の話を自分に引き寄せて聞いていたのだろうと思いました。
これから、自分自身や家族、地域の安全を守るために、どんな取組がなされているのかを調べたり、自分にできることは何かなどを考えたりしていきます。どんな学習になっていくのか見守っていきたいと思っています。
この学習は他の職員も参観しました。子ども達の学びを生かしながら、単元(学習のまとまり)をどのようにつくっていったらいいのかということについて、放課後に話し合いました。参観の機会を大切にして、自分自身の指導に生かしていけるように、そして子ども達の姿から学んでいけるように努めていきます。