6年生 自主学習で育てたい力・・・学習力 ~6年1組学級通信から~
- 公開日
- 2025/04/26
- 更新日
- 2025/04/26
6年
先週から始まった自主学習の目的についてお伝えしたいと思います。
自主学習で育てたい力を話すとき、「学びの海を泳ぐ」という例えがあります。
宿題というのは、みんなが同じところを同じだけやってくることをイメージするのではないでしょうか。
確実に習得したいときなど、とても大切です。
ただ、人によって、好きな教科もあればちょっと苦手な教科もありますし、得意なやり方、苦手なやり方というのも年齢が上がっていくと段々と出てきます。
同じ宿題というのは、みんなで大きな船に乗って、行きたい港(目標の点数)に向かっているような状態だといえます。大きな船(同じ宿題)だと、進む速さや大きさ(量)が合う人と合わない人が出てしまうことがあります。
ですから、船から降りて自分一人で行きたい港(目標の点数)まで泳ぐ力をつける練習を子どもたちとしていきたいと思っています。
そして、自分にあった泳ぎ方(練習方法)や速さ(量)を見つけてほしいと思っています。
テストの点数で表れるのが「学力」とすると、自分に合ったやり方で目標に向かっていける力を「学習力」という考え方があります。
計画をし、テストして状況を確認し、結果を分析し、練習をする。
このサイクルを繰り返すことでこの学習力をつけていきます。
このやり方に久しぶりの子もいれば、初めての子もいます。
まずは、漢字の学習にしぼって、自分の得意なやり方は何なのかを考えながら練習する。
小テストの結果を見て、それを振り返る。
そしてまた工夫して練習していく。(できれば漢字まとめ50問テストを意識してみる)
そんなことを繰り返していく中で、少しずつこの「学習力」をつける練習をしていきたいと思います。
この目標に向けて自分をコントロールしてやっていく力はどの年齢になっても生きる力だと思っていますし、自分らしくいきいきと学んでいく上で必要な力だと考えています。
はじめは、戸惑ったり、うまくいかなかったりすることもあるかもしれませんが、みんなで振り返りながら、自分に合った方法をそれぞれのスタート地点から探していきたいと思っています。
※一部の写真・画像は、過去の運動会やうっしっしー祭りにおいて撮影されたものを使用しています。