3年生 道徳 「心の優先席」の学習を通して…
- 公開日
- 2024/06/19
- 更新日
- 2024/06/20
3年
3年1組の学習の様子です。〜3年1組学級通信から〜
6月11日(火)の道徳科の時間は、道徳の教科書の中にある「心の優先席」という題材を学習しました。
授業の中で、子どもたちに
「自分の考えと近いところにネームプレートを貼ってね…」
と伝えると、3つの意見にそれぞれネームプレートがわかれました。
しかし、数名の子が、
「先生さ、なんかちょっと違う気がするんだよなー。」
「なんだろう…うまく言えないんだけどさー、どの意見にも自分は入れない。」
という子が出てきました。
その子たちに理由を聞くと・・・
「どの意見も合ってるんだけど、なんかちょっと嫌なんだよ。」
「だってさー、おばあさんが困ってるんだったら、優先席とか関係なく、誰でもいいから、自然にさっと、席を譲らないといけないと思うんだよ。」
「優先席とか決まったことじゃなくて、おばあさんが倒れたり、転んだりしたら危ないから、おばあさんのことを考えて動いた方がいいと思う。」
と、いう考えを伝えました。
すると、ほかの子どもたちも、
「確かに!」
「大事なのは、おばあさんの体とか命だから!」
「ゆずろうっていう気持ちが大切!」
人のことを真剣に思い、その事柄に対して一生懸命どうしようか考えている子どもたち一人一人のまなざしがすてきで、大人の私は、はっとしました。
本当に大切なものは、子どもたちの中に、もうちゃんと備わっていて、大人になって忘れていたことや、気づかないようにしていることの方が、実は多いのかもしれないなーと自分自身を振り返る授業となりました。
3の1の子どもたちに感謝です。