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【こぼれ話】眼鏡(メガネ)をかけた朝のあいさつ

公開日
2025/01/24
更新日
2025/01/24

校長室から

1月24日(金)

朝の登校時における子どもの様子についてご紹介します。



何気ない日常の中に、本校の子どもたちらしさやよさを感じることがあります。


私は日常的にコンタクトレンズを装着して過ごしているのですが、今朝は目に痛みが走ったことから、メガネをかけて子どもを出迎えました。


本校の子どもたちは、こういうとき、多くの子が敏感に反応してくれるので本当におもしろいです。



たしかに、学校でメガネをかけるのは年に何日もないこともあって、

(もしかすると、一年生にとってははじめてだったかも…


C「おっ。」 ⇒歩いたままじっと凝視

C「ん?」 …反応していますね


C「今日は何でメガネなんですか?」 …多数

C「メガネ?」 訳:今日は何でメガネなんですか?


C「花粉症対策?」 …確かに花粉舞う季節が近づいていますね


C「目が痛いの?」 …相手の状況への推察と対応がすごい

C「おっ!久しぶりのメガネ!」 …継続的に子どもはみているのですね



T「どう?」

と時に投げかけてみると…


C「普通っす」 …ですよね


C「いいじゃん!」 …おっ、うれしいですね

C「かっこいい!」 …出世しますよ


C「まあ…いいんじゃないですか。」 …ニヒルですね


C「うちの、じーじっぽい!」

C「キャハハ…」 …こっ、光栄です


友だち同士で相談しながら


C「『かっこいい』って言っておけば成績よくなるかもよ。」

C「キャハハ…」 …ある意味社会性が育っていますね


などという会話やつぶやきもきこえてきます。



本校へ赴任してもうすぐ2年になりますが、毎回すごく反応してくれるある5年生からは…


C「はじめは微妙と思っていたけど、もう見慣れてきた。」 …多様性の時代に準拠です

C「それもありかもね。」 …継続は力なりですね



普段は、

「おはようございます!」

という声かけに顔をあげることのない子も、周りの子の状況を感じて視線をメガネにあわせてくれるので、結果、顔のみえる時間となるなど、副次的な効果も感じていました。


何気ない日常にも、こういった楽しくすてきな子どもの姿があります。



< 追 伸 >

同じ日の午後、下校時の見送りやあいさつなどをしているときに、一年生から

C「えっ?何でメガネもうしてないの。」

C「メガネの方がよかった。」

という声が…。子どもって大人のことをよくみていることを改めて感じるともに、

T「何でメガネの方がよいの?」

と返してみましたが、

C「うーん、その方が大人みたいだから。」

とのこと。大人(メガネ)の前は一体何だったのでしょう。(笑)