わかば級 自立活動 「わたしたちのきこえについて伝えよう」 ~校内研究・ブロック研究~
- 公開日
- 2024/12/04
- 更新日
- 2024/12/05
校長室から
+7
12月4日(水)
わかば級における自立活動の様子です。(わかば級5組)
この時間は、校内研究【わかば級・ブロック研】を兼ねていますので、写真・画像のように、何人かの教職員が参観するなかでの授業となりました。
「自分の聞こえについて、どんなことを伝えたいか考えることができる」
「補聴器やロジャー(遠隔マイクシステム)をつける場所がわかる」
という個の目標に向けて、学習とその支援が展開されていきました。
「自分たちの「きこえ」について伝えていきたい」
という思いが、参観している人にも伝わってくるくらい、導入時のイラストを使った「お口の体操」からはじまり、終始、意欲的にいい表情で学んでいました。
支援という視点では、補聴器やロジャー(遠隔マイクシステム)が授業の中で活用されていることと併せて、ペープサートや掲示物を効果的に活用しながら、子どもが実感をもって、体験的に学びに向かうことができるように工夫していました。
また、教室内の掲示物や教材も視覚的にわかりやすく整理され、子どもが自分のペースで学べるよう配慮されている点も印象的でしたし、いずれにしても、聞こえに配慮した教室いうことはもとより、個別最適な学びを意識した環境が整えられていました。
参観をとおして、改めて一人一人の特性やニーズに寄り添うことの価値やその環境があることの大切さを感じていました。
こういった取り組みは、聞こえの違いを超えた学びの場を創出するだけでなく、子どもたちの自己肯定感や学ぶ喜びの高まりにつながるものと考えます。
こうした実践や考え方が学校全体、延いては地域全体へと広がり、さらなる支援体制の充実が図られていくことを期待しています。