天までとどけ〜くじらぐも〜(10/1)
- 公開日
- 2021/10/01
- 更新日
- 2021/10/01
校長室から
台風16号の接近に伴い、朝からの雨と風に登校する子どもたちも大変そうでした。1年生の下駄箱を見ると少し丈の長い長靴がずらっと並んでいます。緊急事態宣言の解除に伴い、本日から健康観察カードの確認は教室で行っています。
消毒が終わって、子どもたちの様子を見に歩いていると1年生の教室の黒板に大きなクジラの絵が貼ってありました。そう、くじらぐもです。ずっと前から1年生の国語の教科書で扱われている教材です。運動場で体育をしていると雲のクジラがやってきて、子どもたちをのせて空を泳ぐというファンタジーの物語です。1年生に限らず、物語の世界にどっぷりとつからせてあげることで、楽しく読み深めることができるようになります。このクラスでは、吹き出しのついた子どものイラストにクジラ雲にのっているときの気持ちを想像して書かせ、大きなクジラの絵に全員貼らせていました。自分なりの思いをもって物語の世界に入り込むことで、ファンタジーの楽しさを実感できたのではと思います。 子どもたちの「天までとどけ、いち、にい、さーん」の元気な声が台風を吹き飛ばしてくれそうです。
自分のイラストを貼る順番がくるのをみんな楽しみにしていました。こうした授業の工夫が学習への興味・関心を高め、主体的な学習へとつながります。先生たちの腕の見せ所ですね。