「森のみんなと」道徳(9/10)
- 公開日
- 2021/09/10
- 更新日
- 2021/09/10
校長室から
今日は昨日とうって変わって暑いくらいの陽気でした。熱中症が心配だったため、下校時は水分補給をしっかりとするようにという放送を流すほどでした。
2年生の教室に行くと道徳の授業をしていました。教室環境を見ると黒板周りには何もはっていないフロントゼロがしっかりとできていました。これは、子どもたちが学習中に掲示物が気になってしまわないようにするためのものです。また、算数で学習した単位の画用紙が横に掲示してありました。担任に聞くと「センチメートルとミリメートルのことをしっかりと理解できるようにするとともに、すぐに振り返ることができるように掲示している」ということでした。
道徳の授業は「森のみんなと」という資料を使って学習しました。みんなのためにという勤労や公共精神の気持ちを育むことがねらいの学習です。お話は次のような内容です。
嵐の後にみんなの遊び場である広場がめちゃくちゃになってしまいます。森の仲間たちがきれいにしているのを見たキツネのコンは疲れるからといって手伝いません。次の日、タヌキのポコに誘われて手伝うと、少しふしぎないい気持ちになることに気づきます。
授業はまず、自分たちの生活に目を向け、当番や係の仕事について振り返ります。その後、資料を読んでキツネのコンの気持ちを考えていきました。子どもたちはこのお話を通して働くことのやりがいや、みんなと一緒に働くことのよさ、誰かのためにがんばってくれている人がいることなどに気づいていました。子どもたちがワークシートに考えを書いている間、担任は子どもたちの中を歩いて回りアドバイスの声をかけていました。みんな安心して学習に取り組むことができていました。私が教室から出ようとすると一人の女の子が「校長先生、いつも朝消毒をしてくれてありがとうございます。」と声をかけてくれました。純粋な子どもの一言はわたしたちにとって何よりも代えがたいエネルギーになります。これからもがんばろうという気持ちになりました。「こちらこそ、すてきな言葉をありがとう。」