7/9 地震にそなえるまちづくり
- 公開日
- 2021/07/09
- 更新日
- 2021/07/09
校長室から
梅雨空が続きますが、子どもたちは元気に学校生活を過ごしています。変更した赤・紫方面の通学路についても担当が立ち安全確認を行っています。下中小学校入り口信号付近に生えていた雑草は先日刈ったのですが、学区内の通学路で草が茂っていて歩きにくき場所があるため、学校運営協議会を通し自治会に草刈りのお願いをしました。地域のみんなで子どもたちの安全を守っていきたいと思っています。
先日、4年生の担任から防災のことを子どもたちに話してほしいという依頼がありました。社会科「地震にそなえるまちづくり」という学習です。この学習では、防災活動に係る地域や学校の取り組みについて調べ、人々の努力や苦労について理解し、地域の一員として防災についての考えをもつことをねらっています。教室に入るとこれまでに学習したことがたくさん掲示されていました。これは次に考えるときの足場となります。事前の学習で広域避難所のことや防災倉庫があることなどを学習した子どもたち。その中でいろいろな疑問を持ったようです。単にその疑問について知っている人に話してもらうのではなく、自分なりの予想をもった上で話を聞くようにしていました。予想することはとても大切です。今自分の中にある知識を総動員して自分なりの答えを見つけるからこそ本当はどうなんだろうという思いをもって聞けるのだと思います。子どもたちからは「地域や学校の地震への備え」「防災倉庫の中に何があるのか」「地震が起きたとき先生たちは何をするのか」「対策していく上で大切にしていること」「子どもたちにしてほしいと思うこと」などの質問がありました。みんなしっかりと聞くだけでなく、私に問い返されるとしっかりと答えを返してくれました。礼儀正しくみんなで学んでいこうという雰囲気ができあがりつつあります。
質問に答える中で「地域や学校の人たちはみんなの命を一番に考えているんだよ。」そして、「みんなも自分の命は自分で守れるような判断と行動ができるようになってほしいな。」という話をしました。地域では一斉防災訓練が11月にあります。いつおそってくるかわからない大地震に備え、たくさんの人が参加し、どのような行動をすべきなのかみんなで考えてほしいです。最後に、防災を進めていく上で地域に暮らす人たちのつながりは欠かすことができません。だからこそ、地域の人たちとあいさつをかわし、コミュニケーションをとることは大切だと思います。今後も子どもたちと地域の大人の顔のつながった関係づくりを進めていきます。