7/2 巨大古墳に迫る
- 公開日
- 2021/07/02
- 更新日
- 2021/07/02
校長室から
7月2日(金)、朝から強い雨が降る中、子どもたちは元気に登校してきました。先日、あいさつについての全校朝会があったせいか、自分から「おはようございます」と声をかけてくれる子が多くなりました。消毒液を手にかけてあげると「ありがとうございます」とお礼を言える子も増えてきました。とても感じがいいなと思いました。
校内を回って歩いていると6年生の教室から手を洗いに来る子がいます。習字かなと思いましたが違うようです。のぞいてみるとなにやらグループで作っています。「なんだろう?」と思いましたが、みんな元気そうなので次の教室へ行きました。午後、もう一度6年生のところへ行くと図工でクランクの仕組みを使った作品づくりに取り組んでいました。「モグラたたき」や「動物や魚の追いかけっこ」など、動きの特性を生かした題材設定をしていました。廊下に目をやると、なんと前方後円墳の模型が並んでいます。埴輪や草がもってあるものもあります。なるほど、午前中みんなで作っていたのは古墳だったようです。6年生は社会科の学習で歴史を学びます。縄文、弥生時代の学習を終え、豪族が登場する古墳時代の学習です。古墳はご存じの通り豪族の墓で、大山古墳が有名です。「なぜ古墳の模型を作ったの?」担任に聞いてみました。「1/1000の大きさの模型を作ることを目標に学習を進めることで、その大きさや種類、豪族にとっての古墳が持つ意味、古墳づくりにかかわっていた人の思いなどに興味を持って調べ、考えてほしいんです。」と語っていました。子どもたちは、「計画通りに作ることの難しさを感じた。」「協力がなければ作ることができないと言うことがわかった。」「当時の人々の技術力の高さを実感することができた。」と振り返りました。大きさは違いますが、実際に作る活動は、学習内容の理解を深めたようです。
廊下の壁には模造紙に人の体の絵が書かれたまとめが貼ってありました。これは、理科で「体のつくりと働き」の学習をグループでまとめたもののようです。やはり担任に聞くと、クロムブックを使って、体の仕組みを調べました。それだけでなく、クロムブックのスライド機能を使って文章や画像を挿入し、印刷したものを模造紙にまとめたそうです。何かをまとめる際、自分の言葉で表現するにはそのことをしっかりと理解していなければうまくいきません。どちらの実践も子どもたちに学習のゴールを示し、興味と見通しをもたせることで、主体的な学習につなげていったようです。