6/4 角の大きさ(4年生算数)の授業
- 公開日
- 2021/06/04
- 更新日
- 2021/06/04
校長室から
6月4日(金)、朝から降っている弱い雨が暗い気持ちにさせます。いつものように消毒のために子どもたちを待っていると、軒下にも雨が吹き込んできました。昇降口までの通路に屋根がついていたらいいのにななどと考えていると子どもたちがやってきました。その中の一人が傘を差さずに歩いてきます。ちゃんと傘は持っているようです。「どうしたの、傘ささないと濡れて風邪を引いちゃうよ。」一緒にいた職員が声をかけます。その子は手の消毒をすると傘を開いて昇降口へ歩いて行きました。きっと雨の感触を楽しみながら歩いてきたんだろうなと思いました。小さい子は、日常生活のすべてが遊びであり体験の場なんだと改めて感じました。
2時間目、校内を回っていると少人数教室で分度器を使う子たちが目に入りました。上手に使えているかなと気になり教室に入ると、4年生が「角の大きさのはかり方」の学習をしていました。角の大きさとは、角を作っている辺の開き具合で表すことは前の授業で確認済みのようです。授業はいろいろなパターンの角の大きさをどうやって分度器ではかるかを考えながら進んでいきます。担当教師は「この場合はどうやったらいいかな。」と問いかけます。担当教師は子どもたちのつぶやきを拾い、解き方の見通しをもたせます。そして、子どもたちは、前時の学習の掲示物をもとに考えます。少しずつ違う問題を繰り返し考えていく授業でした。ちなみに今日のステップはレベル5までありました。担当教師は子どもたちの机をまわって、分度器を正しく使えているか、できているのか、どこでつまずいているのかを丁寧に把握し、必要なアドバイスをしていきます。すべての子どもたちが「わかった、できた」をめざした授業だと思いました。楽しい授業って何だろう。その根底には、学習内容がしっかりわかるが大前提だと感じました。