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学校日記(学校でのできごとなど)

5/21 割り算の授業

公開日
2021/05/21
更新日
2021/05/21

校長室から

 5月21日(金)、大荒れの天気予報が出されていたため、登校は大丈夫かなと心配していましたが、朝はずいぶん小ぶりになりました。悪天候の中、午後から1名の方が学校応援団として、階段の清掃をしてくださいました。ありがとうございました。
 2校時、3年生の教室に算数の授業を見に行きました。あいさつするときから学習習慣がしっかりとしているなと感じました。ピント背中を伸ばす姿、友だちの発表を真剣な目で聞く姿、みんなで学んでいる様子が伝わりました。今日の学習は割り算の問題でした。「20個のアメがあります。5袋に同じ数ずつ入れます。一袋何個入りますか。」等分除といわれる問題です。子どもたちは、机にブロックを20個出して考えます。5つの袋をイメージして、机の上にわけていきます。4つのまとまりが5つ机に並びます。ノートに式と答えを書きました。具体物を使った操作活動は、低学年の児童にはとても有効です。ある子が発表しました。「20÷5は4,答えは4です。」まわりがなにやらざわつきます。間違えではないけどあと一息、「なぜこれではだめなんだろう?」教師が問いかけます。「だって何個ってきかれてるじゃん。」はじめに答えた子が「答えは4個です」と言い直しました。「○○さん、よく言えましたね。4だと4袋か、4個かわからないもんね。」すかさずほめる先生、安心したように座りました。学級で学ぶよさってこういうことなんだろうなと思いました。間違えた発表から正しい答えについて改めて確認することができたようです。○○さんありがとう。また、別の問題で発表する声が小さい子がいました。教師が他の子に「どうですか。」とたずねました。「小さくて聞こえなかった。」という声が。担任は黒板の前に立つ発表者の目線に合うようひざを曲げ、なにやら小さな声で話しかけています。他の子たちはその様子をしずかに見守っています。今度は声が少し大きくなりました。「あってます。」というみんなの反応。ほっとした様子で自分の席に戻りました。子どもの気持ちにより添い、一人一人を大切にするってこういうことなんだなと改めて感じました。子どもたちはしっかりと割り算の意味を理解できていました。