5/20 図書室に行ってみると
- 公開日
- 2021/05/20
- 更新日
- 2021/05/20
校長室から
5月20日(木)、今日は午前中1名、午後6名の方が学校応援団として、廊下や階段の清掃をしてくださいました。ありがとうございました。午前中は私も少し時間があったため、ポリッシャーを使って廊下の黒ずみ落としを一緒にやりました。左右に振られる機械を押さえながら西昇降口前まで終わりました。真っ黒に汚れた水をボランティアの方がワイパーで集めてくれました。少しずつ学校がきれいになっていくのがとてもうれしい毎日です。
放課後、図書室に行ってみました。いつもながらきれいに整頓された室内に感心します。司書の職員が管理していますが、入り口に設置された特集のコーナーが、学校の本特集から「いらっしゃいませ!○○やです」に変わっていました。どんな本が置いてあるか見てみると「うさぎのなぞなぞや」「トチノキ村の雑貨屋さん」「ふしぎなキャンディーやさん」など楽しそうな本が並んでいます。
先日の朝会で、学校特集のとき紹介されていた「学校はまちがえるところだ」という本を読みました。授業中、失敗や間違いを怖がって小さくなっていてはつまらない。どんどん間違ったことをいおうじゃないか。誰かのまちがいから新しいことが学んでいける。そんな教室つくっていこうというメッセージのお話です。この本は結構有名な本で、私が若い頃からいろいろな先生たちが教室で読んでいました。「自分の思ったことを安心して発表できる温かい雰囲気の教室にしていこう。間違えたって笑ったりする人は誰もいないよ。」というメッセージとともに読んでいたのだと思います。
今日の3時間目、ある教室の算数の授業を見に行きました。子どもたちの様子を見回っていると、「3番と4番の問題自信がないんだ。」という子がいました。その子がどうするかなと思ってみていると、「3番わかった人いますか?」という教師の発問に「はい」と手を挙げました。その姿を見て、間違えを怖がらず挑戦しようという前向きな姿勢に「がんばれ!」と心の中でエールを送りました。先生に指されたその子は、きっとドキドキしながら説明していたと思います。その後、友だちからアドバイスをもらっていました。ほんの数分間の出来事でしたが、その子にとってはとても大切な時間になったことと思います。昨年の児童の意識調査で、自分の考えを発表できますかという問いに、肯定的な回答をした児童は他の質問と比べずいぶん低い結果でした。自信のないことに挑戦することは、誰でも心配です。でも、間違えることも含めて勉強を、学校生活を前向きに楽しんでくれたらうれしいです。そして、間違えても温かくアドバイスをしてくれる学級であってほしいです。みんなでそんな学校を作っていこう。