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学校日記(学校でのできごとなど)

5/17 おはなしころころみかんさん

公開日
2021/05/17
更新日
2021/05/17

校長室から

5月17日(月)、悪天候の中おはなしころころみかんのみなさんが2年生と4年生に本の読み聞かせに来てくださいました。子どもたちは本を読んでもらうのが大好きです。じっと前を見て、おはなしに聞き入っていました。読み手のころころみかんの方が、抑揚や強弱をつけて場面の様子がわかるように読んでくださるからだと思います。
読み聞かせで思い出すのが、私が小さい頃担任の先生が読んでくれた「しあわせの王子」という絵本です。たぶん1,2年生の頃だったと思います。小さめの絵本をもってきて読んでくれました。金色に輝く王子の像は、村の困ったている人に飾りの宝石や体に貼られた金箔をつばめに届けさせます。冬になり、つばめは南の国へ行かなければなりません。しかし王子は、病気なのにお金がなくて薬が買えない人に自分に残された最後の緊迫を届けてほしいと頼みます。つばめは最後の力を振り絞って金箔を届けます。力尽きたつばめは王子の肩の上でゆっくりと目を閉じます。
子ども心に、人のためにがんばる王子やつばめが本当にかっこいいなと思いました。口には出しませんでしたが、自分もそんな生き方ができたらと考えていました。その後、教師となり子どもたちの前に立つようになった私は、4月の初めに必ず「しあわせの王子」を読んできました。誰かのためにやさしい気持ちで行動できる子になってほしいなという気持ちもありましたが、こんなすてきなお話があるんだというのを伝えたかったのだと思います。子どもたちには、たくさんの本を読んで自分にとって大切な1冊を見つけてほしいなと思います。